舞台鑑賞の記録
バレエ鑑賞も一段落。この間のレニ国の「くるみ」は予定外でしたが、それで年内はおしまい。感想を珍しく翌日に書いたかと思ったら、ひどく書き過ぎてちょっと反省です。見てすぐ書くなんて、普通ならよほどインパクトがあったから‥?と思ってしまいますがあの有様
でも、レニ国は好きなので、また懲りずに見に行きます![]()
そうこうしているうちにもう年末です。今年もいろんな舞台を見ました。数えてみたらバレエが32公演、歌舞伎が11公演、計(バレエと歌舞伎の合計なんてほとんど意味がないけど)43公演でした。昨年は確か計40公演だったと思います。すごいバレエファンの方は大体年間バレエだけで40公演~50公演見るそうですから、私は歌舞伎をバレエに置きかえればそのくらい劇場に出かけていることになって、お~すごいな、という感じになってきましたね。
あと、感想も多分バレエはこの32公演分、全部書いていると思います。時期を逃してとんちんかんなことを書いていることも多いけど、我ながらよく頑張りました。
歌舞伎のほうはあまり書けなくて‥‥結局、3月の「元禄忠臣蔵」の通し上演、4月の歌舞伎座の「伽羅先代萩」、5月の京都南座「小笠原騒動」、11月の歌舞伎座「仮名手本忠臣蔵」昼の部、そして12月の国立劇場「頼朝の死」その他の5回分は感想が書けませんでした。何か忙しいとバレエのほうが優先で、そのうちに見たことすら忘れてしまうのよね。来年は歌舞伎も感想をちゃんと書こう‥‥。
でも、バレエは、いろんな人がブログに感想を書いているけれど、比較的何を言っても寛容な世界ですよね?なんて、他の人の感想とかをそんなにあちこち巡っているわけではないのですが、皆さん結構自由に思ったことを書いているように思います。私にしても誰かが、例えば大好きなルジマトフのことをひどく書いていたとしても、まあ人それぞれだしそういう見方もあるのかな?私はそうは思わないけど
‥‥という受け止め方をすると思うけれど、どうも歌舞伎というのは違うみたい。いろいろうるさ型のマニアもいそうだし、熱烈な役者さんのファンもいるし、うっかり変なことは書けない感じがします。もしかしたら素人の感想なんて甘いものを許さない世界かもしれません。だからちょっと書きにくいのです。でも、ほんの初心者の備忘録ということで許してもらいましょう。
では、今年の一番は何か‥‥というと難しいけれど、バレエではルジマトフの出演した1月の「ミハイロフスキー・ガラ」と夏の「レニングラード国立バレエとサンクトペテルブルク~の」という長い名前の公演はとりあえず別格です
もう無条件降伏です。ルジマトフの出る公演ならたとえ九州でも北海道でもついて行こうと思っているくらいですから。残念ながらもう地方公演はやりそうにないですけどね。
めちゃくちゃ感動した!といえば1月と8月のスターダンサーズバレエ団の「シンデレラ」、それから11月のサンクトペテルブルク・アカデミー・バレエの「くるみ割り人形」が泣けた双璧です。ほんとに、ストーリーがよくできていてすごくよかった。何度でも見たい素敵な作品でした。
意外に満足度が高かったのが新国立劇場の「ライモンダ」と「コッペリア」。新国の劇場は場所も雰囲気もよく、見やすいですしね。なにしろザハロワやロホが出るのにチケットが安い!満足度はいやおうにも上がるというものです。
あと、こういう世界好きだな~と思ったのはデンマーク・ロイヤル・バレエの「ロミオとジュリエット」。ノイマイヤーの視覚による内面の描写に目からうろこ。面白かったです。チケットがすごく高いことやチラシの写真が不気味ということにひるんで、2月のハンブルク・バレエを見逃してしまったのが悔やまれます。
そして手放しで楽しかったのが「奇才コルプの世界」とNBAバレエ団の「ゴールデン・ガラ」、「バレエフェスAプロ」(Aプロしか見ていませんから)などでした。
歌舞伎でことし一番の収穫は「新歌舞伎」の面白さに目覚めたこと。あの格調高い絶妙なセリフ回しの世界、いいですねえ~
ただ、難解なところもあって、こんなところにやすやすと感想が書けるようなものではありません
それでも3月の真山青果の「元禄忠臣蔵」にすごく感動したし、また今月初めに見た国立劇場の真山青果作「頼朝の死」と、岡本綺堂作「修善寺物語」はどちらも味わい深い作品でした。こういう役者さんの技量によるシリアスもの、私は意外に好きだったんですね。
今まで私はこの「新歌舞伎」とは多分対極の、猿之助ワールドのほうが好きだったのですが、今年見た「獨道中五十三驛」などは面白いけれど、面白さの内容があまりに低俗で心に響くものがなかったことに愕然としました。ああいうシャカリキになってのばかばかしい早変わりなどは、やっぱり猿之助さんがやってこそのものだったのかな。右近が早変わりしたってどうというものでもなかった。。。その早変わりといえば‥‥年明けすぐに新橋演舞場で「伊達の十役」を意外にも海老蔵が演じるそうですが、海老蔵ぐらいのスターがやるなら面白いかもしれません。(が、やっぱり御曹司が舞台裏を走り回ってやるようなものだろうか‥?)澤潟ファミリーは本当に皆さん大好きなのですが、あの世界でやっていくことの難しさを感じました。
新たにときめいた人‥‥穴のあくほど見ていたい人・ダンサー編は、昨年はバーミンガム・ロイヤルのツァオ・チーとか、シュツットガルト・バレエのアリシア・アマトリアンなどがいたけれど、ことしは特に‥‥。でも、前から気になっていたカール・パケットや、大好きなコジョカル、オブラスツォーワをまた見れて幸せでした。
でもやっぱり、一点集中でまばたきするのも惜しいくらい見入ってしまう、どうしようもなく惹きつけられるダンサーというのはいまだにルジマトフだけです。それがことし10月に芸術監督を辞し、また踊りに専念すると‥‥
ということは日本でも見る機会が増えるのかな?だとしたらこんなにうれしいことはありません。年明け早々の「最後のソロル」は、本当に本当に楽しみにしています。これからまた、あきらめていた「最後のアルブレヒト」「最後のジークフリート」などがあわよくば見られますように!!
いいわ~
と思う役者さん・歌舞伎編では、昨年に引き続き仁左さまでした。いまさらという感じもしますが、何をやっても決まりますねぇ。濃い演技から軽妙な演技まで変幻自在。3月の綱豊卿も、4月の細川公も、11月の由良様もめちゃめちゃ素敵でした。それにことしは時代劇専門チャンネルで、片岡孝夫時代の冷たく美しい「眠狂四郎」を見たことも気になる人になった一因。それでも「ファン」というのはおこがましいのでやめておきます。
歌舞伎では私は笑也さんと段治郎さんのファンを公言しております。(爆!)澤潟屋では、ことしは段治郎さんがあまり出演されなかったのが残念でした。笑也さんの立役がまた意外にカッコよく、新たな魅力を発見したような気がします。
4月の「伽羅先代萩」で玉三郎が演じた政岡にはびっくりしました。あ~緻密だなあと。ここまでやるかと。若君の乳母という顔と、母親の顔をあれほどの落差で演じ分ける技量。ああいうのがプロの技なんですね。玉さまといえば、「天守物語」では妖しく耽美な大人のおとぎ話の世界も堪能させてもらいました。今まで知らない世界だったけれど、さすがだなあと。これも、まったく「今さら!」の発見ですね
そう考えると、歌舞伎の鑑賞では少し進歩があったかもしれません。
来年早々また「とことんルジマトフセット」から始まる舞台鑑賞。来年は息子の受験が終わるまで落ち着かない状態なので、冬シーズンに見る公演は少ないかもしれないけれど、春からはまたいろんな舞台が待っていることでしょう。また、興味の赴くまま、お金の続くまま(私ったらそういえば、ここ数年まともな洋服一つ、バッグ一つ買ってないわ。本当にしょうもないおばさんです
)バレエと歌舞伎にいそしもうと思います。
この一年、私の長々とばかばかしい舞台の感想に、少しでもお付き合いいただいた方がいらっしゃいましたら、申しわけございません、また来年もつまらないこといっぱい書くと思います。そしてたまには、バカなばかり書くなと、コメント欄で一喝していただけたらと。これからも、どうぞよろしくお願いいたします![]()











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