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2008年7月16日 (水)

初めてのロイヤル「眠れる森の美女」

何だか気分的にのらなくて、初ロイヤルの感想を書けないでいたら、もう明日からABTが始まるので、備忘録として今のうちに残しておかないと忘れちゃうわ~‥‥と、結局その程度のことだったというのは、チケット代からすればとっても悲しいので、頑張って多少なりとも印象を書こうと思います。Imgp5947

映像では幾つか見ている英国ロイヤル・バレエも、私は生で見るのはこれが初めてでした。でも、最近は世代交代期なのでしょうか?主役キャストが発表されても、知っている人があまりいません。それで、どうせならとコジョカルの日にしたのですが、コジョカルは怪我でキャンセル。それから去年、ヨハン・コボーのかわりにやってきて、いきなり初役で「真夏の夜の夢」を踊って、そのフレッシュな魅力にすがすがしさを感じたスティーブン・マックレーも、ブルーバードにキャスティングされていましたが、怪我で来れなくて  私にとってはヨハン・コボー以外知らない人ばかりの淋しい「初ロイヤル」になってしまいました。

それなのに会場はコジョカル目当てだったのかほぼ満席です。発表のタイミングも、特典つきのチケットやスーパーエコノミー券?をひととおり売ったあとでしょ。。もっと早くわかっていたはずなのに、何だか売り方に策略を感じなくもありません。そういえばボリショイもやっとフィーリンがらみのキャスト変更が発表されました。それでもまだあと何ヶ月もあるのでまだいいですよね。「明るい小川」にはフィーリンが(脇役?)出るとありますが、ホントに?もしそうならぜひ見たいと思います。

いつも良心的なのは光藍社さんです。去年もキエフバレエのルジマトフの件で、わざわざ2,000円返金してもらいましたが、今年も「親子バレエまつり」のチケット購入者に対して、ペレン&シェミウノフが出演できなくなったことへの丁寧なお詫びと、キャンセルを受け付ける旨のメールをもらいました。ステパノワも好きなので私はキャンセルしないけど、そういう姿勢はありがたいです。それでなければ、去年、私は見なかったけれど東京バレエ団のマラーホフの代役が、うわ~!見ればよかった!というくらいの豪華キャストになりましたよね。まったく、チケット代高いんだからそのくらいしてもらわないと‥ブツブツ。

あ~肝心の公演でしたよね。全体的にはセットがとても豪華で、衣装もすごく古典的で美しく、貴族のエキストラも多数、かぶりものも登場して、それこそバレエを見るというより、絵本の中に迷い込んだみたい。物語の筋を大事にした演劇的なところもあって、どっぷりおとぎ話の世界に浸れる舞台でした。

でも、何だかずっと、最後まで照明が薄暗くて、ボーっとしていて、それはあのパステルカラーのゴージャスな衣装を引き立てたでしょうが、全体的に暗かった。どちらかというとお正月に見たレニングラード国立バレエの、パーっと明るい、キラキラ輝くような舞台が「眠れる森の美女」にはふさわしいように思うのですが。まあ、好みの問題ですね。シックな間接照明より、安物の裸電球がこうこうとしてたほうが景気よさげでいいと思う、庶民的感覚かもしれません

あと、振り付けですけど、アシュトンが主たる振付者でしょうか?その、複雑で細かいステップ、クラシックなんだけど、ちょっと変な‥‥まるでポワントの先で床を突き刺してるみたいな硬質な力強さとか、ピタッピタッと止まるメリハリありすぎの踊りが、ずっと続くと見ていて疲れます。小難しい脚の小技をせわしなく(特にコールドで)バタバタやられると、おとぎ話の世界もしぼんでしまいそう  あれを踊るのは相当疲れると思いますよ。それに脚は絶えずつま先ピンとさせて小刻みなステップを踏み、上半身は柔らかく優雅になんて、そんな難しいことよくやるな~と感心してしまいますが、で、だからどうなの?みたいな。

だからというわけではないでしょうが、ロシアバレエでは普通にいっぱいいる、長身、細身、手足と首が異常に長い、超X脚のスーパーバレリーナ体型の人は、ソリストからコールドに至るまでロイヤルには一人もいませんでした。多分あのアシュトンの振付を踊りこなすには、相当強靭な脚力がいるでしょうから、細身で華奢なロシアのバレリーナには向かないと思います。皆さん結構たくましい方ばかりで、ふくらはぎの筋肉が男性並にすごい人もいました。主演のロベルタ・マルケスも相当!でした。

ここまで書くと「え~っ?」みたいな感じですが、一応は楽しめたんですよ。でも~やっぱりチケット代高すぎる!(S席22,000円!)費用対効果にしては、この間の「ルジマトフのすべて」(13,000円)のほうがはるかに満足度は上でした!(それはルジマトフのファンだからもあるけど‥)

長くなりそうなので、ちょっといったん終わりにします。またあとで続きを。

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