« バレエ鑑賞も一段落。 | トップページ | よくわからない‥。 »

2008年8月 2日 (土)

テレビ・ビデオ鑑賞

注文していたABTの「白鳥の湖」が届きました。輸入版のほうですが、やっぱりうちのデッキでは見れなかった‥‥ パソコンでは「地域」を変更すると見られるのですが、それをまた変更したり元に戻したりできるのは4回までだそうで‥‥?よくわかりませんが、結構大変ですね。私はパソコンで国内版のDVD見ることはないので、それでもいいんですけど、やっぱりケチケチしないで国内版を買えばよかったかな~?

まだ要所要所をざっと見ただけですが、映像がとてもきれい!2005年と最近の収録なので、本当に「今」のABTですよね。バレエの映像にしてはアップが多く、表情なども手に取るようにわかります。でも、あまり人物が大きい(カメラが近い)ので早い動きのときに目が回りそう!カメラが追いつかないようなところもあるのですが、そこはサービス精神の旺盛さということで。映画を見るような映像のつくりですが、実際の舞台の臨場感もあり、今まで見たバレエの映像の中では最高の部類に入ると思います。

ジリアン・マーフィーのオデット。この人はこんなにデカイ人だった?王子はアンヘル・コレーラですが、コレーラが小さく見える‥‥‥。顔はかわいいけど、とてもダイナミックなオデット&オディールです。特に3幕のコーダは圧巻。コレーラは数年前に見たとき、何だかオジサンっぽく見えてしまったのですが(あの「海賊」のアリの映像が頭にあるので)、ここではどアップにも耐えうる、若々しい王子様です。1幕ではやっぱり王子がいっぱい踊りますね。元気で華やかな王子なのに、孤独感も強い。いちいちアップにしてくれるので、その時々の心情の変化の細かい芝居まで逐一わかります。よくビデオを見ていて、ここでアップにしてほしいのに~!と思っても、カメラが寄ってくれずにずっと遠めにしか写してない映像がありますが、これはほんとにサービス満点です。その分まわりの動きはつかみにくいのですが、アンサンブルよりもスターを前面に出すABTらしい映像だと思います。

王子の友人役(トロワの男性)の黒髪の巻き毛の子がかわいい~と思ったら、ガラで「ラビット・アンド・ローグ」のラビットを踊ったエルマン・コルネホでした。あのときも確か、ものすごくキレのいい踊りを披露してくれましたが、このビデオでは本当にかわいいの。今回の日本公演ではガラでしか見なかったけれど、要チェックの人だったんですね。

肝心のロットバルトですが、モンスターのほうは私が見たのと同じスタッバス。例の、プロローグで白鳥のぬいぐるみをバタバタさせている悪趣味な演出はなく、ここだけあと撮りなのでしょうが、オデットの早替わりになっています。

紳士に化けたほうはマルセロ・ゴメスでした。え~!?ヒゲつきのちょっとにやついたオジさまで、色気はあるけれど、あのホールバーグの得体の知れない冷たい美しさとは全然違ってました。3幕の花嫁候補をたぶらかすところでは、ホールバーグのロットバルトは鬼気迫る感じがしたけれど、ゴメスのは大人の男のソフトな色気でノックアウトさせるという雰囲気でした。これはそれなりに、青臭い王子との対比になっていてすばらしいと思いますが。やっぱり私にはあのホールバーグのナイフのようなロットバルトが衝撃的だったなあ‥‥。

一応今のところはショックを受けるような思い違い(舞台とDVDの比較で)はしていないと思います‥‥‥。またあとでゆっくり楽しみたいです。

それから、昨日のNHK「芸術劇場」で、今年6月に行われたばかりの新国立劇場の「ラ・バヤデール」の放送がありました。ビデオを撮っていたのですが、途中から見始めて、とうとう最後まで見てしまいました。(深夜1時過ぎ!)

私は6月はバレエ枯れ?してたのでちょっと見たいなと思ったけれど、ザハロワの日はとっくに完売でした。ザハロワが特に好きというわけではないけれど、同じ値段ならザハロワ見ないと損!みたいなセコイ考えで‥‥すみません。ザハロワは日本では新国とシーズン契約しているので、「あ~またか」みたいにありがたみがないようですが、世界的にみたらすごいトッププリマなんですよね?間違いなく今後10年以上にわたってバレエ界に君臨し続ける人だろう、なんてどこかに書いてあるのを見たことがあります。美しいには、本当に人間離れして美しい人です。技術も、身体的にもすごく恵まれているし。これに表現力がつけば鬼に金棒なんだけど~と思っていたけれど、去年「椿姫」を見て少し印象が変わりました。「お姫様」もすごい勢いで進化しているようです。

それでまた、まわりのいろんな人に「見てね~」と宣伝してしまいました。バレエを見たことがない人でもテレビだと気軽に見られるし、ザハロワの美しさに多分、バレエってきれいなんだな~と絶対思ってもらえると。それで、自分もとても楽しみになってきて、とうとうリアルタイムでテレビ見てしまいました。

だけど、あれあれ‥‥。舞台がとっても暗いです。それから衣装が地味‥‥。渋い趣味というのか。一番華やかでキラキラ輝いてなきゃいけないはずの2幕の婚約式の場面が‥‥何て地味なんだ!もう、レニ国やマリインスキーではまばゆいばかりの美しさ、豪華さなのに。輿に乗って来るガムザッティも、象に乗って登場するソロルも歩いてきましたよ。。舞台も、バックにかかった布がいかにもチープな感じ。あれじゃまるでお葬式みたい。王女の婚約発表なのに人がいない淋しい宮殿です。改めて舞台が狭くなるくらいエキストラを投入したり、黒塗りの子どもたちが出るにぎやかなレニ国が懐かしい‥‥‥。あの太鼓の踊りもめっちゃ盛り上がるのに、なかったわ~

ザハロワは美しいけれど、やっぱり周りとの落差がありすぎです。デニス・マトヴィエンコのソロルはなぜか日本人ばかりの中で自然に同化していましたけどね ガムザッティ役の湯川さんは、ザハロワ相手では分が悪すぎ。難しい踊りを難なくこなしていますが、落ち着いた大人の雰囲気で、一番の見せ場でもキラキラのお姫様感がなくて、やっぱり地味でした。ガムザッティは、多分ソロルとニキヤに会うまでは、人への敵対心など一度も感じたことがなかったお姫様なんでしょう?その何一つ不自由なく育ったお姫様が初めて燃やすライバル心だから、もう底知れない。そんなことを考えちゃうと物足りなかったかなあ。

あと、終わり方もビミョ~。。。ソロル、情けない男だ‥‥衣装が全く違うので、私のメチャメチャ美化されたルジ様のイメージとかぶらなかっただけよかったのかも。

な~んて、タダでテレビで見せてもらって好き勝手なことを書いてしまい、大変申しわけありません。友達に宣伝してて、あまりに期待が大きくなっちゃったので。でも、さすがに3幕のコールドは一糸乱れずすばらしかったです。本当に見ているうちに頭がボーっとしてくるぐらい幻想的でした。まん中でソロを踊っているときも、周りのコールドがとにかくきれい。もう邪魔だから動かないで!というようなどこかのコールドと違って、そこはさすがにすごかったです!

でも、バレエを初めて見るなら、やっぱり最初に書いたABTのきれ~いな映像のほうがずっといいでしょうね。まあ、勝手な映像鑑賞の感想でした。

| |

« バレエ鑑賞も一段落。 | トップページ | よくわからない‥。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« バレエ鑑賞も一段落。 | トップページ | よくわからない‥。 »