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2008年9月 2日 (火)

ガラガラのガラ?

夏の終わりに風邪をひいてしまったようで、のどをやられて声が少しおかしくなりました。それなのに、この土日でコーラスと歌舞伎保存会の練習があり、両方とも舞台が近いので休むわけにもいかず、無理してやっていたら、きのうとうとう声が出なくなりました

きのうは新潟県中越沖地震チャリティ・バレエガラがあって、私は早くからチケットを買っていた特典で「リハーサル見学会」の整理券も持っていたのですが、夏風邪で体調が悪いのと、仕事の関係もあって、昼のリハーサルの見学のほうは泣く泣くあきらめました。でも、本番のほうは這ってでも行くぞ!という気合で、ほとんど声が出ないのに、夕方出かけていきました。

行ってみてちょっとびっくり。何と、開演5分前なのにどうしてこんなに人が少ないの?開演時間になっても、まだ席はがらがらでした。本当にこれで開演できるのかな?と不安になりました。それから徐々に人が入って、10分ほど遅れて無事幕が開きました。私は前のほうの席だったので後ろを振り向いてキョロキョロすることもできなかったけれど、多分お客さんは多く見ても6~7割程度しか入っていなかったのではないでしょうか。

中身はとても充実していて、舞台背景、セットも何もない、音楽もテープなのに、十分満足のいく公演でした。ただ、せっかく来てくれた出演者の方々に申し訳ないくらいお客さんが少なかったのはどうして?それがとても気になってしまったのですが。

主催者側の、なるべくコストをかけずに、少しでも多く寄付に回したいという気持ちはわかりますが、どう見ても宣伝不足だったよね~。私でさえちょっと不安になったくらいだもの。私が知ったのはインターネット上だし、あとチラシも他の公演で配られたものだけ。新聞での紹介も見たことがありませんでした。これでは一般の人々への周知はできてなかったでしょうね。それにチャリティという性質上、得チケなどは出せないし、いろいろ難しかったのだと思います。

それからこの時期、バレエファンはいろいろ見るものがありすぎて資金不足なんですよ。私も、もう少しチケット代が安かったなら友達を誘えたと思うし。せめて国内バレエ団の公演なみ(レニ国の夏ガラだって早期優待で9,000円!)だったらな~。いま外国のバレエ団の公演はとても高くなっているので、このメンバーなら決して高いチケット代だとは思わないけれど、15,000円で空席がたくさん出るよりは、10,000円で会場をいっぱいにしたほうが‥‥と思ったりしました。

リハーサルの見学は残念だったけれど、体調の悪い中でも本当に楽しめた公演だっただけに、お客さんの入りが少ないのが残念でした。ことし1月のレニ国の「バヤデルカ」に行って、今までになく空席が目立ったので驚いたのですが、それ以上に多分、後ろや端、2階席はガラガラでした。よい舞台だっただけに、それがとてももったいなかったです。

内容の詳細は改めて書こうと思いますが、全体的にはもう「メルクリエフ・オンステージ!」みたいな感じでした。あるいは「ステパネンコと仲間たち」とかね。本当に楽しませてもらいました。ステパネンコはとてもサービス精神のある人ですね。もうかなりベテランの、大御所といってもいいくらいなのに、そしてどかっとした存在感もあるのに、すごくお茶目でかわいいの。

私がバレエを見始めた頃、娘のバレエの発表会で「ドン・キホーテ」をやるというので、勉強のためにと、友達が貸してくれたボリショイの「ドン・キホーテ」のビデオを、それこそテープが心配になるほど何度も見ました。多分、テレビ放送の録画だったと思うけれど、ステパネンコのキトリ、ウヴァーロフのバジルでした。

そのあと、2000年の「世界バレエフェス」の特別ガラで見たステパネンコが忘れられません。「海賊」のグラン・パをウヴァーロフと踊ったと思うのですが、最後にもう一度、茶目っ気たっぷりに出てきて、グランフェッテをアンコールで踊ってくれました。あのとき、カーテンコールも含めて32回転を合計3回やったんじゃないでしょうか。ステパネンコを見たのはあれ以来でした。何というか、8年ぶりに見ても全然変わらないテクニックと存在感。感動してしまいました。

それからメルクリエフが4演目を踊る大活躍。「眠り」のグラン・パではとても素敵な王子様で、「ライモンダ」では白いマントをひるがえすかっこいい騎士。モダン作品もきれいだったし、最後の「ドン・キ」では芝居っ気のある楽しいエスパーダ?を披露してくれました。

この中で、私が一番感動したのはクチュルクとイェブラの「ロミオとジュリエット」でした。クチュルクを見るのは何年ぶりかなあ。もう、すごく愛らしくて、涙がでちゃうほど可憐なジュリエットでした。そしてイェブラのロミオ。あれ~この人、絶対どこかで見たことがある!だけどボルドーオペラ座の人なんてほとんど知らないし‥‥と思ったら、以前NHKで放送されたリトアニア国立バレエの、ワシーリエフ版の「ロミオとジュリエット」の、まさにそのロミオでした。テレビでしか見たことがなかったけれど、本当に少女マンガの中から抜け出したような美形のロミオで、こんなにぴったりな人がいたのかと思うくらいでしたが、そのイェブラのロミオを、時を経て生で見られるとは思ってもいませんでした。それがとても収穫!

そしてマハリナ。第1部の最後に、いきなりシェヘラザードの音楽が流れて、ゾベイダの衣装を着たマハリナが現れた時には本当にドキッとしてしまいました。場所も新宿文化センター。この場所で、マハリナのゾベイダで「シェヘラザード」なのに、金の奴隷がルジマトフじゃないなんて グズネツォフも整った顔立ちのわりに、かなりワイルドな雰囲気で、イメージに合わないわけじゃないけれど、やっぱり何でルジ様じゃないの~ あの豹のようなしなやかさと、せつなげな表情。あれこそ金の奴隷だと思っている私に、この演目は酷でした。

最後の「ドン・キ」は酒場のシーン+グラン・パの特別ヴァージョンで、とても楽しかったです。今回の芸術監督であるタランダさんも最後に登場して、タップダンスみたいな踊りをとても楽しげに踊ってくれました。声が出なくて「ブラボー」を言えなかったのが本当に残念でした。かわりに手が痛くなるほど拍手をしました。

きょうは少し持ち直して、まだ多少変ではありますが無事声も出るようになって、やれやれです。一つ一つの演目についてはまたこの次に。

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コメント

おはようございます
新潟ガラ楽しまれたみたいですね。やっぱり行きたかったな。ちょっと後悔。感想お待ちしています。
私も結局昨日の華麗なるガラみてきました。
昨日の私の一番はシェスタコワのライモンダ。
なんだかとっても暖かくて、愛がたっぷり感じられたライモンダでした。
シェスタコワって物凄いテクニックがあるのに、あっさりこなしてしまって表現力の方が表に出る方ですね。本当に大好き。
来年のライモンダが見に行きたくなってしまって困ります。
1月末じゃなければいいのに。

投稿: アナスタシア | 2008年9月 3日 (水) 09時12分

華麗なるガラ、見てこられたんですね。
シェスタコワのライモンダ、とても似合いそうです。
というか、シェスタコワはどんな役でも入っていってしまいますね。
私はきょう、これから行ってきます。
とても楽しみです。

この間またいろいろチラシをもらいましたが、1月はいろんな公演で大変なことになっていますね~。
どうしてこう集中しちゃうのでしょう

投稿: 友香梨 | 2008年9月 3日 (水) 16時03分

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