コスモスの季節
9月に入ってもけっこうな残暑だったのに、先週末から雨が降ったりして急に11月上旬の寒さ!全くどうなっているのでしょう?それがきのうはすっきりとした秋晴れになり、日中は半袖で過ごせるくらいでした。
毎年9月後半に日高市の「巾着田」に彼岸花を見に行っていて、ことしも同じメンバーで予定していたのだけれど、あいにくの天気だったので取りやめることになりました。正直、彼岸花は毒々しくてそんなに好きじゃないのです。一面に咲いているのはそれなりにきれいだし、珍しいのでみんな行きたがるけど、私としては毎年見に行くほどではなかったので、半分ぐらいほっとしていたりして!?でも、「巾着田」は彼岸花が終わってもコスモス畑があるということで、また来週くらいに行くかもしれません。
その前に、久々に天気がいいので一人で昭和記念公園に行ってきました。入口まで自転車で5分。もともと裏庭のような近さなのですが、400円払って入る裏庭というのもね~。なので、大体4月の桜とチューリップとポピー、7月の花火大会、10月のコスモス、12月のライトアップと決まったときぐらいしか行かないのですが、それでもたまに行くには広々としていて気持ちのいい「裏庭」です。
肝心のコスモスはご覧のとおりで、まだまだ早かったです。最盛期はこの丘を遠くから見ると、うっすらとピンク色に見えるのですが、きのうはまだ緑色でしたね。でも、近づいてみると上の写真のように開花が進んでいる株もありました。
去年は忙しくて見に行けなかったのですが、どうだったんだろう?何かちょっと「コスモスの丘」の雰囲気が違っていたんです。前は歩く人が隠れるくらいに背の高いコスモスが植えてあったと思ったのに、なぜか今年は草丈1メートルぐらいのドワーフ種というのか、全部丈の低い品種になっていました。
確かに丈の高い普通のコスモスは、雨や風で倒れやすくて管理が難しいかもしれません。それにこうやって全体を見渡せるのも丈が低いからですよね。
でもね~。コスモスの良さって、その背の高さにあったのではないかしら。どこまでも青くさわやかな秋空をバックに、すっくと立つコスモス。折れやすく繊細で、優しげでありながら、風に揺れて凛としている姿。この丈の低い品種は花も大きくて花つきもいいようだけれど、そんなコスモスらしい可憐な雰囲気がないのです。
「みんなの原っぱ」のほうは、さらに丈が低い高さ50センチほどの品種。しかも一面の白花でした。こちらはさらに大輪で、ちょっと見にはコスモスとは思えない。こういった変わった趣向も面白いけれど、やっぱり本来のコスモスの王道をどこか1か所でも残してほしかったような気がします。
花壇の間の道に入ると見る人が隠れてしまうようなコスモスは、もうありませんでした。
「コスモスの丘」の向かい側には「こもれびの里」というのができていました。春に来たときはまだ整備中だったと思います。この白い花はソバの花。バックにある民家風の休憩所はちょっと立派すぎるけど、ここは多摩の里山の雰囲気を再現したエリアになっていました。ほかにサツマイモの畑もあり、柿や栗の木も植えてありました。水車小屋もあって何だか桃源郷みたいな、とても懐かしい風景がつくられていました。
稲もたわわに実っていました。といってもこちらは陸稲(おかぼ)。多摩地区(武蔵野台地)では水が豊富でなかったため、水稲よりも陸稲が主だったようです。田んぼは多摩川沿いの低地(河岸段丘の下の段)か、玉川上水によって灌漑された地域だけで、こういう、丘の上の畑に陸稲が実る風景というのがもともとの多摩の風景だったのでしょう。今後整備が進んで、植えた木も大きくなってくると、公園の中でもとてもいいエリアになるような気がします。
この大きな広い公園は、開園後20数年たってもまだ進化を続けているのです。というより、最初は何もなさ過ぎでしたけどね。まだまだ整備されていない場所がたくさん残っているので、これからも順次いろんな場所ができてくると思います。
「日本庭園」ではお茶をいただきました。お菓子は柿をかたどったもの。こういうものは季節を先取りしていくのでしょうが、きのうの日中の暑さからすると、ちょっと早いのかな?お茶の休憩所のあるところは、渓流を模した庭の中にあり、まだまだ木の葉も緑で、夏の木陰のような感じもありました。
ここも最初は何かとってつけたような感じで(大体もと飛行場、軍事基地に日本庭園をつくるんですから!)植えた苔なども乾燥してめくれあがって、この空っ風吹く関東平野に純日本風の庭園もね~無謀だなと思っていたけれど、10年以上たってみると植栽も定着し、風景もだいぶなじんできました。休憩所や東屋などの建物の、建材や壁土のいかにも日本家屋という匂いが懐かしい。今はこんな匂いのする日本家屋ってなくなってきたよね~。
最後は銀杏。ことしは豊作のようで、大粒なのがたわわに実っています。あと1週間ぐらいで落ちてくるのではないでしょうか。その時期には朝からビニール袋を持参した人たちがやってきて拾っています。あの匂いは強烈だけど、年に一度のこの時期だけ。あの匂いを嗅ぐと、ああ秋だなあって思うのです。
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コメント
私も、実はあまり彼岸花って好きではないです(?!)。
「毒々しい」ってまさにその表現どおりですよね。
よっぽど昭和記念公園で季節の花を観た方がいいやって感じです。私も地元に住んでいながら決まった時しか行かない(笑)。しかも初めて行ったのが数年前ですからね。今は小学校の遠足なんかでも行くみたいですが私の頃はなかった...。
日本庭園のお菓子は今「柿」なんですね。これはいつも行く時の楽しみの一つです♪
投稿: tilo | 2008年10月 5日 (日) 21時51分
tiloさん
彼岸花、ことしは見なかったけれど、土手などに咲いているのは葉っぱもなくいきなりにょきっと鮮やかな花だけ出てきて、やっぱりちょっと不気味。
群生地では雑木林の下のじゅうたんみたいで、それなりに感動があって不気味さはないんですけどね。
だけどやっぱり、私は秋風に揺れるコスモスのほうが優しげで可憐で好きだな~。
人間の世界では長身・小顔はもてはやされるけど、最近のお花の流行はチューリップでもコスモスでも、がっしり、ずんぐりむっくり、大顔(大輪)がいいようです
投稿: 友香梨 | 2008年10月 6日 (月) 10時20分