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2008年11月 2日 (日)

びっくり(゜o゜)

ちょっとびっくり。「アラジン」が近くなったので久々に新国立劇場のHPを見たら、なんとコジョカルが怪我で来日できず、「代りにラリーサ・レジニナ(オランダ国立バレエプリンシパル)が出演いたします」だって。‥‥それってもしかしてラリッサ・レジュニナ

多分知らない人は「誰?これ」状態だと思いますが、今はDVDにもなっているキーロフバレエの「眠れる森の美女」の1989年の映像で、輝くばかりに初々しい、フレッシュなオーロラ姫を踊っている(王子はルジマトフです)あのラリッサ・レジュニナ。また、1992年のキーロフのロンドン公演を収録した「エッセンシャルバレエ」、今は「ロシア・バレエのスターたち」というタイトルでDVDがまた出ているようですが、その中に入っている「ディアナとアクテオン」のパ・ド・ドゥをルジマトフと、これまたキラキラ輝くような華奢な可憐さで踊っています。

94年にオランダ国立バレエに移籍後はよくわかりませんが、あれから20年。ルジ様はレニ国の芸監になってしまって一線を退いた観 がありますが、彼女はまだ元気に踊っていたのね~。なぜ今この人?とは思うけれど。新国サイトに出ていた写真は、多少年月は感じますが、相変わらずの素敵な笑顔でした。コジョカルより歳はだいぶ上だけど、小柄で愛らしいキャラはコジョカルに近いものがあると思います。私は「シンデレラ」のコジョカルの日のチケット買っていて、夏に続いてまたも見損なってしまったけれど、初めて生で見られるラリーサ・レジニナがとても楽しみになりました。ほんと、思いがけず素敵なクリスマスプレゼントをもらえるような気がしています。

びっくりついでに‥‥。昨日友人の娘さんの通うバレエ教室の発表会を見てきました。こんなこと言っちゃほんとはいけないと思うので(ごめん)名前は伏せますが、娘の行っている教室の発表会にもゲストで毎年来ていただいているロシア人のダンサーさんで、まだ30前だと思うのですが、何か前髪が年々淋しくなってくるな~と思っていた方が、「え~??」と思う変身ぶり!何と、後退した前髪が自然な感じに復活してる!レニ国のプハちゃんのような不自然な舞台用カツラではありません。頭髪のせいでかなりふけて見えていたけれど、ほんのちょっと、おでこ1~2センチの違いですごく若々しく見えてびっくりしました。

とってもくだらないことですみません 一緒に行った娘が一番びっくりして、今は休室中のバレエ教室の先生に思わずメールしてました。先生曰く、(どういう方法かわかりませんが)彼はここのところ結構努力して増毛に励んでいたそうです。バレエダンサーで、まだ若いし踊りはとても素敵なのにビジュアルがね~という人は結構います。やっぱり王子様が薄毛ではね~。残念に思っているからあえて名指ししちゃうと、キエフバレエのシドルスキーと、レニ国のプハチョフ!ほんとに、踊りはあんなにノーブルなのにもったいない今は最新の技術もあるらしいから、彼を見習って頑張ってほしいです!

その発表会はメルパルク、昔の郵便貯金ホールでした。思えば中学1年の時、初めて自分で電話してチケットをとってミッシェル・ポルナレフのコンサートに(保護者付きで)行った場所。30年以上前の話で恐縮ですが、初めて自分で行きたいと思って買ったチケットというのがここの場所でした。だから私にとってはとても記念すべき場所なのです。

その後、バレエで行く機会も何回かありました。特にスタ・ダンをよく見ていた何年か、ここでの発表会は毎年見ていました。そのころのゲストは当時スタ・ダンにいた李波さんとか西島さん、長瀬さんなどで、思えばとても豪華でした あのころ出ていた生徒さんは(私は最近見てないので)海外で活躍している人もいるし、スタ・ダンで踊っている人もいるでしょうね。そんな何か懐かしい場所だったので、招待してくれたお友達は「遠いから」と言って恐縮していたけれど、実はうれしかったのです。

それに内容もとても充実していて楽しめました。小品集と、小さい子向けの創作演目、そして「くるみ割り人形」の雪~お菓子の国「コッペリア」第3幕と盛りだくさん。4部仕立てで4時間超の、歌舞伎の見取狂言を見るような優雅な1日でした。もっとも、これだけ大掛かりな発表会だと、参加されている子どもたちや保護者の方はまる1日戦争のようで、それどころじゃなかったでしょうけどね。

友人のお嬢さんは最初のエチュード的な創作作品と、「コッペリア」の時の踊りに出演していました。コールドだから、後ろのほうにいてわからないと思うよ、と聞いていたけれど、しっかり見つけることができました。小学校高学年になって、ポワントもはいて、2年前のカツラをかぶったキューピットたちと違い、もうすっかりお姉さんです。難しい振り付けではないけれど、基本がしっかり身についたとても素直な踊りを見てうれしくなってしまいました。このまま素直に伸びていってほしいなあ。

どんな本格的な教室でも、「なんちゃってバレエ」風の教室でも、幼稚園~小学校低学年の小さい子の踊りはほとんど違いがないようです。つま先伸びてないし、内股の子もいるし。この時期はもう舞台に乗って元気に笑顔で踊るだけでかわいいから、ただ楽しんでお稽古してるだけでいいんだと思います。でも小学校高学年になってくると断然違ってきます。「なんちゃってバレエ」はやっぱり「なんちゃってバレエ」のままだけど、やっぱりきちんとした先生につけば格段にうまくなっていくようです。ただ楽しめればいいという教室と違って、やはりそれなりに週何回以上と決められた回数レッスンが課せられているし、コンクールなどに出させられる(?)となると、通わせるほうは大変だけれど、先生も生徒もそれなりの覚悟が決まってくるんでしょうね。

小さいお子さんを見ていても、それぞれ個性があって面白い。舞台の上ではお母さんや先生は助けてくれません。舞台裏ではふざけたりぐずったりしていても、出番になったらすっと違う顔になって出ていく。ほんとに小さい幼稚園の子でもそうなるから不思議です。私も娘のおかげでそういう瞬間を知っているので、小さいながら頑張っている姿が感動的に見られるんですね。

子供向けの創作というのは大抵退屈するんだけど、面白かったです。何とゲストの男性ダンサーが「かぶとむし」と「キリギリス」の迫真のバトルシーンを演じていて、見に来た人たちにも飽きないようなレベルの作品になっていて驚きました。いつもはNBAで王子様を演じている(だろう)サレンコさんに「キリギリス」をやらせちゃうんですよ。豪華でしょ?「カブトムシ」のほうはまるでロットバルトみたいな衣装で、「海賊」のビルバントを混ぜたような強そうなキャラクター。どうみても緑のオールインワンのレオタードに薄いオーガンジーの羽をくっつけただけの「キリギリス」(王子様にそんな恰好をさせるなんて‥)は分が悪そうですが、見事横暴な「カブトムシ」をやっつけて森の平和が保たれたのでした 。

雪のシーンから始まる「くるみ割り人形」は、最初のクリスマスパーティとネズミの戦争を抜いただけの「くるみ割り人形」短縮版で、とても見応えがありました。今回お母様方の一番人気だったという王子役の秋元康臣さんは、スタイルが良くて手足も長く、本当に王子様そのものでした。ジャンプも回転も軽~いまだ若手のNBAバレエ団の有望株なんでしょうね。

今回、この教室でクラスを任されている先生たちも要所要所で踊っていて、とてもレベルの高い発表会でしたが、このクララと金平糖の精は生徒さんでした。特にグラン・パは素晴らしかったです。ロイヤルの難しい振り付けをそのまんまやっていたと思います。あれはたぶん流れたら全く見られないし、本当にがっちり正確な基本の上に築き上げられる美だと思うので、それをちゃんと表現できていたのがすごいと思いました。

「コッペリア」の3幕は、娘が夏に「ジゼル」に参加させてもらった教室も明日、同じ市内のいくつかのバレエ教室が合同でやる「文化祭」で上演します。その中の「あけぼの」と「祈り」を、娘も出る人と一緒に練習していたので、とても興味を持って見ていました。「時」も何年か前の発表会で踊っていたし、私より娘のほうが楽しみにしていました。面白かったのは「結婚」をすごく小さい子たちにやらせていたこと。多分、まだ幼稚園に入ったばかりぐらい。「お遊戯」もろくにできないような幼い子たちに花嫁、花婿の格好をさせて、またその子たちもそれになりきっているのがとてもかわいくて楽しかったです。

フランツ役のヤロスラフ・サレンコさんも素敵な人でした。ただ、もう少し芝居っ気がほしいというか、少々仏頂面なんですよね。この場面なんか踊るのは最後の「平和」のグラン・パだけで、芝居らしい芝居はないんだけれど、やっぱり前半のお芝居のコミカルで軽薄な町の若者の感じをまとっていてほしいし、そういう醸し出す雰囲気が「コッペリア」らしさを作ると思うし、大事なんだと思います。サレンコさんは踊りは素晴らしいけれど、その辺が少し残念でした。でも‥‥ことしマリインスキーのオブラスツォーワを相手に「ドン・キホーテ」を踊ったのはこの人だったんですよね?ううん、どんなバジルだったんだろう‥‥。

長丁場でしたが、とても楽しい発表会でした。明日もまた、川崎民家園の帰りがけに「文化祭」見てきます。

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コメント

こんばんは!

「ロシア・バレエのスターたち」の「ディアナとアクテオン」で踊っている方なのですね~。アシュトンの作品をロシア人が踊るのはどうかと思っていましたが、ちょっと楽しみになってきました

投稿: MAKO | 2008年11月10日 (月) 21時43分

MAKOさん

「シンデレラ」のレジュニナの日も行かれるんですか?
多分、DVDの映像は20歳そこそこで、今は40歳ぐらいだと思いますが、小柄で、今でもきっとかわいらしい人だと思いますよ。

今彼女の名前を聞くのはとても意外でしたが、それだけに楽しみですね。

投稿: 友香梨 | 2008年11月11日 (火) 00時10分

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