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2008年12月21日 (日)

そんなあ~!

新国立劇場のサイトをみてびっくり。昨日の「シンデレラ」の初日に、舞台途中で主演のレジニナが怪我をして交代するというアクシデントがあったんですね。それで、その後の予定も全部、彼女が予定されていた日は代役のさいとう美帆さんが踊ることになったそうです。私も明日のソワレで、ビデオでしか見たことがないレジニナのシンデレラが見られるのをとても楽しみにしていたのでびっくりしました。

さいとう美帆さんって、私、見たことあったっけ?すぐには思い出せなかったけど‥‥確か9月の「チャリティガラ」で「薔薇の精」の少女を踊った人でしたね。あのときはキューピーちゃんみたいなコルサコフに目を奪われていてよくわかりませんでした。

ヨハン・コボーはそのままのようですが、私はもともとコジョカルを見たかったので、コボーさんはどうでもいいのよ。そう、最近ロイヤルの「ジゼル」のDVDを買いまして、コジョカルのかわいらしさを楽しんでいたのですが、その中のコボーのアルブレヒト、結構受けていました。王子な雰囲気‥‥というより、村人と同化したような1幕。(マラーホフやルジ様はとても村人には見えませんけどね。)それなりにジゼルに夢中でアブナイところもあるのですが、狂乱の場以降は世間知らずの金持ちの兄ちゃんの、「ああ、やべ~!俺、どうしたらいいんだ~」みたいな感じに見えてきて、演技が身近で面白いんです。どっちにしてもこちらの勝手な受け取り方ですけどね。

なので、明日の「シンデレラ」は何も期待するものがなくなって、純粋に舞台だけを見られそう(アシュトン版嫌いなんだけど)です。

それにしても、急遽降板というのは、見るほうにしてはちょっと意気消沈しますよね。それは、あんなに前からキャストが決まっていて、しかもバレエは肉体的にとてもハードな舞台芸術だから、こういうことがあるのもわかるのですけど。

去年、キエフバレエの「ライモンダ」を見に行って、会場に着いてからフィリピエワの降板を知って、その場にへなへなと座り込みたくなってしまいました。でも、あのとき急な代役にもかかわらず一生懸命踊ってくれた田北志のぶさんは、今でもとても印象に残っています。

ついこの間も、ボリショイの「ドン・キホーテ」の東京での最終公演で、ザハロワ&ウヴァーロフがオシポワ&ワシーリエフ組に交代するということがあったそうですね。「ドン・キ」でザハロワが踊る日はもう早くからチケットが完売していたと聞いています。ザハロワのファンはたくさんいるでしょうし、会場に行って知った人もいたでしょうから、本当にがっかりしたことでしょう。でも代役があの二人なら、まあザハロワファンだったら好みではないでしょうが、舞台の質としては十分充実したものになったことと思います。

でも、ちょっと知人の話を聞いて悲しく思ったのですが、ワシーリエフくんが飛んでも、オシポワちゃんが回っても、拍手が少なかったそうです。両隣りにいた人などは全く拍手をしなかったとか。代役の二人はザハロワを見にきたお客さんの前で踊るのだから、それは相当な重圧でしょう。いくら好みは人それぞれとはいえ、それはないよ~と思いませんか?

変更といえば‥‥レニングラード国立バレエでも、大幅な変更が発表されています。ステパノワがおめでた。おめでとう~!(あの二人の赤ちゃんって、顔が想像できない‥‥)それはいいけれど、ロマンチェンコワとコチュビラは「劇場の都合」って何それ?毎年来日して、ソリストとしていろんな舞台で活躍し、日本のファンも多い二人を、しかも「新春特別バレエ」ではキャスト発表されていたのに。

おまけに、私、ボルチェンコ兄妹だか姉弟だか知らないけれど、彼らの「白鳥の湖」をひそかに楽しみにしていたのです。それが、主役に予定されていて突然退団なんて、どういうこと?怪我とか、ほかに移ったとか、退団の詳細を発表してくれないと納得がいきません。何か劇場の体制も変わって、今までのレニ国とは違ってきたのはわかりますが、いいほうにだけ変わってほしいというのはこちらの勝手な願いなのかしら。

私がチケットを買っていた公演ではないけれど、「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」にコリパエフくんが登場しました!え~誰それ?だけれど、去年の夏の「バレエ祭り」で、踊りはいまいちだったけれど、そのルックスのよさだけでちょっと印象に残った子で、まだ二十歳そこそこだと思います。今年1月の「バヤデルカ」ではガムザッティの脚を持って二人で持ち上げる役、「ドン・キホーテ」では闘牛士の中にいました。こんなに早く主役に抜擢されるなんて、私の目の付けどころはよかったのかしらと思ったけれど、やっぱり、レニ国にはまだシヴァちゃんとかシャドルーヒンとかいるじゃないですか。

この間の東京バレエ団で、主要キャストはベテランばっか、若手公演は知らない人ばっかで中堅どころを大事にしないなんて!と思ったばかりなのに、レニ国もか。。。私は地方の公演は知らないので、シヴァコフやシャドルーヒンが今どの程度活躍しているのかわかりません。でも、東京公演ではとんとお目にかかれない。若手の抜擢より、彼らをという選択肢はなかったんですかね?

あ、私はここの芸術監督の大ファンですが、特にレニ国のファン(でも、とても親しみはあります)ではないのに勝手なことばかり書いてすみません。でもこういう決定権が芸監にあるとすれば、この最近のさまざまなことであの方がレニ国ファンの不興を買っているのではないかと、ちょっと心配しています。ルジマトフはどう見てもダンサーとしてのみ深みを極めた人で、最初からそんなに器用な人には見えなかったのですが。団の運営とか、人事とか、演目の選択とか、振り付け、衣装、舞台美術、そんなものにすべて目を光らせることはどう見てもできなさそう‥‥な気が今でもしています。ルジ様、大丈夫?

というわけで、めちゃくちゃになってしまったのでやめます明日の「シンデレラ」、ちょっと残念だけれど、新たな気持ちで見に行こうと思います。

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