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2008年12月24日 (水)

新国立劇場「シンデレラ」 1

いきなりの主役降板ですごく腰が重かったけれど、一昨日(22日)新国立劇場に行ってきました。息子がもう冬休みでゴロゴロしていたので、「仕事忙しいから私の代わりに行かない?」と言ったら「男一人でバレエ見に行く奴なんていないから嫌だ」と言うので、「とんでもない!今は高校生ぐらいの男の子もいっぱい来てるんだから。みんないかにもバレエやってます風の、長身でイケメンの子ばっかりだけどね~」半分冗談ですけど、そんなことを言ったら激しく拒否されてしまいました。小学生の頃は彼もバレエをやっていたし、親のおつきあいで結構公演も見に行っていたのにね。(いつも寝てばっかりでチケットの無駄だったけど )

新国立劇場に着いたら、赤じゅうたんの階段の上でサンタさんが迎えてくれました。お小姓の扮装をした人もいて、通りかかる人にガラスの靴を試すようすすめていました。子供でも履けそうになかったですけど親子連れがたくさん来ていて、写真を撮ったりして楽しそうな雰囲気中に入るとさらに大きなクリスマスツリーがあり、シンデレラや仙女の衣装も飾ってありました。しまった!カメラを持ってくればよかった。と思ったら、ケータイも充電器に乗せたまま忘れてきちゃった 私ったら、一体どれだけテンション下がっていたのかしら‥‥‥。

ほんと、ゲストの公演でも値段は一緒だから文句は言えないんだけれど、レジニナが見られるのをあんなに楽しみにしていたのに‥‥やっぱりちゃんとゲストに見合う格の人を連れてきてほしいよね!(都さんとかさ~)レジニナの怪我も気になっていたけれど、そんなことをブツブツ心の中でつぶやきながら会場に入ると、「え~?代役の代役?」などという声が聞こえてきたので、会場に来て知った人もいたんですね。それでも、別に怒っているふうな人もなく、何だか周りは家族連れも多くて、別に主役は誰でもかまわないみたいな雰囲気だったので、逆に拍子抜けしてしまいました。

そうだよね~。レジニナを知っている人、今では少ないかもね。もしかしてすご~く楽しみにしていたのは私ぐらいかな??と思ったら、わざわざ遠いオランダからやって来て、初日の半分しか踊れなかったレジニナが気の毒になってしまいました お怪我、大丈夫かしら。彼女ももう結構ベテランのはずなので、今後もう見る機会はないかもしれません。ほんと、またとない機会だったのに残念でした。永遠の幻のバレリーナになっちゃったかな?

公演自体はとてもよかったです。私は9年前(99年)に一度見ているのですが、その時は全体的にすすけたように暗い感じで、セットも衣装もそんなに特別きれいだとは思いませんでした。だけど、今回見てみると、何だか衣装がみんなとてもかわいいの。男性が演じるいじわるお姉さんたちの衣装まで、ピンクハウスみたいなフリフリでかわいかった。あはは‥‥昔こんな感じに柄ものばっかり、ふくら雀みたいにゴテゴテ重ね着してた人もいたな~(自分も一時…)なんて思ったりして。

それから仙女がおばあさんから変身するときも、まるで一瞬妖精の粉がキラキラ飛び散ったように思えるほど(キラキラの紙吹雪もあった)光が目に飛び込んできました。妖精たちも、2幕の貴族たちも、みんなラインストーンをたくさん使った衣装で、ライトを浴びで本当にキラキラ光っているのです。妖精たちのシーンは淡い色合いで、舞踏会のほうは濃い色だけれどどれもソフトなトーンで、その色使いがいかにもロイヤルバレエという感じ。それでみんなキラキラ後ろに座っているだけの人の衣装まで、とてもかわいくて素敵でした。

新国立劇場はお子様用に15センチ厚ぐらいのクッションを貸してくれるのです。うちの娘も9年前はまだ小学生になったかならないかの頃だったので、親切だな~と思ったのですが、3階の最前列でそのクッションに座らせると、前につんのめって落ちちゃいそうでとても怖かったのを覚えています。友人と一緒のダブル子連れだったので、3階席が精一杯の贅沢でしたが、子連れはやっぱり大変で、気持ち的にバレエを楽しむというレベルではなかったのでしょう。

その時の主演は酒井はなさんと小嶋直也さんでした。あのとき初めて見た新国立劇場のプリマと、3階席から落っこちそうだった娘が、ことしは発表会で同じ舞台に立っていたなんて、何だか感無量です。

会場で、その発表会にも来て下さった、はなさんファンのmakoさんにばったりお会いしました。昔見たのとずいぶん印象が違うので、初演の時から衣装変わってる?と聞いたら、衣装は変わってないそうです。見る位置のせいなのか、心の余裕なのか、それともそのあとに何度も見たロイヤルバレエの古臭い映像の印象が強くなってしまっていたのか、この「シンデレラ」自体何かあまりいい印象ではなかったのです。振付けも、そのロイヤルのビデオを見ると、関連性のない動作をむやみにつなげているような、難易度は高いけど踊っててちっとも楽しくなさそうな、見た目もぎくしゃくしてて優雅でないような振付けで、アシュトン版は好きじゃないという固定観念ができてしまっていたのかな?

そのカクンカクンした変な振り付けを、さすがにこの作品をレパートリーに持って、この10年ほど繰り返し上演してきた「こなれ」もあるのでしょうか、皆さんとても自然になめらかに自分のものにしていました。妖精たちは人間じゃないので、あの奇妙なほどの細かいステップが刺激的で、人間離れしていることを表しているのだと思いました。実は最後のシーンでちょっと驚いたのですが、まるでぜんまい仕掛けの人形のように動いていた星の精(時の精)たちが、最後はこの物語の幸せな結末とともに、とても柔らかで優雅な動きに変わっていたのです。面白い、振り付けの妙とでもいうのでしょうか。

そんなわけで、ちょっとふてくされて会場に向かったのですが、今年最後のバレエ鑑賞を楽しむことができました。息子がかわりに行くと言わなくてよかった 代役のさいとうさんも頑張っていたし、コボーさんも意外に?素敵でしたよもう少し感想があるのですが、長くなったのでまたあとで。

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コメント

こんにちは
先日は、お会いできて嬉しかったです。

友香梨さんのブログを拝見していて、アシュトンのシンデレラがあまりお好きでない上に、代役の代役になってしまって・・・と、なんとお声をかけてよいかわからなかったのですが。楽しんで頂けてよかったですなんて、新国のスタッフみたいなことを言ってしまいましたが・・・

今年一年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。

投稿: mako | 2008年12月29日 (月) 19時29分

makoさん

レジュニナは以前も新国のゲスト出演で怪我をしてしまったことがあるそうですね。
何だかかわいそうです。
日本は鬼門だったかな?

レジュニナは残念でしたが、舞台としては一人一人のダンサーがそれぞれ個性を発揮して、楽しかったですね。
こんなことなら、はなさん&山本さんも見ればよかったと後悔しています。

この一年、こちらこそいろいろお世話になりありがとうございました。
来年もよろしくお願いしますね~

投稿: 友香梨 | 2008年12月29日 (月) 22時23分

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