« 新国立劇場「シンデレラ」 1 | トップページ | 新国立劇場「シンデレラ」 2 »

2008年12月28日 (日)

新しい王子様(またまたミーハー注意)

普段リビングルームワーカーで、家族のいないときだけのんびりやっている仕事なのですが、ことしは休日の関係で仕事納めが早く、クリスマス返上でやることになってしまいました。それでも昨日、無事今年の仕事を終ることができ、まずは一安心。

それで、延び延びになっていた「シンデレラ」の続きを書こうとしたのだけれど、もう忘れてしまったかも?いや、あとでまた無理やり思い出します!

その前に。このブログの左下に来訪者の週間検索ワードランキングというのが出るようになったのですが、それを見ていると、このところなぜか「グダーノフ」というのが多いんですよ。何かそれ、ちょっとうれしいのです。というのは、ここのところボリショイのドミトリー・グダーノフがちょっとしたマイ・ブームになっているんですよ。

そんなに期待しなくて行った「白鳥の湖」で、完璧なクラシックの白王子姿を見せてくれたグダさん(何か、変な呼び方!)が素敵で、その後ずっと心に残っていたのですが、最近彼のオフィシャルHPを発見!そこの美しい写真などを見ていたら、You tube にも動画がいっぱいアップされているのに気が付きました。それで、去年のマリインスキー・ボリショイ合同ガラの録画もまた引っ張り出して見たりして、ここのところ実はグダさん三昧なんです「トシちゃん25歳」じゃなくて、「グダちゃん33歳」‥‥!(こんなギャグ、もはやわかる人はいないか?)

私の一番好きなダンサーは、依然あのお方ですが、芸術監督になられてから事実上引退というか、クラシックを踊らなくなってしまって本当に残念なのです。それに代わる存在というのも実際あり得ないのですが、やはり私もミーハーですのでいろいろマークはしています

ことし目をつけた人はほかに、バーミンガム・ロイヤルバレエのツァオ・チー、ABTのデヴィッド・ホールバーグ、そしてシュツットガルト・バレエのアレクサンドル・ザイツェフなど。ホールバーグは超かっこいいけど、少し好みとはずれているので別として、バーミンガムも、シュツットガルトもそんなに頻繁に日本には来てくれません。それにそこのダンサーの情報というのもほとんど入らないので、夢中になりようもありません(しょうもないミーハー根性…)だけど、そこはさすがに天下のボリショイのプリンシパル。グダーノフはDVDなどは出ていないようですが、ちゃんとネットで映像も画像も見ることができるのです(以下、勝手にリンクを張ってしまいましたが‥もし万が一、すご~くお暇な場合のみご覧ください)

ほんとに、グダさまはお手本のような白い王子様。私の好みではもっと影があるミステリアスな王子のほうがいいんだけれど、それでも「ジゼル」のこの柔らかくて美しい着地、スピード感があってきれいなプリゼとか、ためいきものです。You tube の映像はちゃんと見どころだけ編集されていて、「眠れる森の美女」なんかは、あれっ?女性ヴァリエーションは?‥見事にカットされてるんですけど、それってあの偉大なるファン御用達DVD「ルジマトフ5大傑作選」のやり方と同じでございますね

中でもこの「シンデレラ」の砂糖菓子のように甘くてチャーミングな王子様はどうでしょう!階段の手すりを滑り降りてきたお茶目な登場の瞬間から、ご尊顔を拝した淑女方が次々失神してしまうほどの麗しさ。ボリショイの「シンデレラ」って見たことないけれど、こんなにコミカルで現代的だったんだ~。次のシーンは「靴探し」のところかな?舞踏会の夜に消えた謎の女性を探し疲れて、バタッと倒れちゃうひ弱な王子様に激萌え それから、やっと探し求めていた人に巡り合えた最後のパ・ド・ドゥは「マラーホフの贈り物」でアレクサンドロワとフィーリンが踊ったものと同じ?

あの時は、「シンデレラ」という題名だけれど、シンデレラと王子にしてはずいぶん衣装が質素だなあと思っていました。でも、全体がこんな感じの作品ということがわかって改めて納得です。プロコフィエフの音楽に、こんな感じの衣装で、こういう踊りだと「ロミオとジュリエット」を連想してしまうけれど、悲劇のロミジュリと違って、最後は幸せに包まれて終わる「シンデレラ」、何だがこのYou tube の小さな画面を見ても、じ~んときてしまいます。「シンデレラ」っていい演目ですよね。

そこで、新国の「シンデレラ」に戻りますが、予定通り登場のヨハン・コボーの王子さま。こちらはあのグダさまの絶品白王子を見てしまうとちと厳しい‥‥。身長もスタイルも日本人並みで、見事に新国のほかの皆さんと同化されています (ほんとに最初っから全く違和感なくとけこまれていますね~。)でも、だんだん見ていくうちにやっぱり違う。演技がとても自然で、何気ないしぐさにちゃんと心がこもっているのです。

見つめあううちに、ふとシンデレラの髪に手を触れようとして、我にかえってその手を引っ込める。そんな演技ともいえないような自然な、内からにじみ出る雰囲気がとても優しくて、素敵で、見ている私までぼーっとなりました。これも仙女の魔法だったのでしょうかね~?見ている人まで幸せの魔法がかけてもらえる「シンデレラ」‥‥やっぱりこんな年末にふさわしい素敵な演目だと思いました。

仕事も終わり、あとは主婦の年末の家事戦争‥‥その合間に、何とか新国の感想‥‥書きたいな~。

| |

« 新国立劇場「シンデレラ」 1 | トップページ | 新国立劇場「シンデレラ」 2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 新国立劇場「シンデレラ」 1 | トップページ | 新国立劇場「シンデレラ」 2 »