激安温泉旅行と大衆演劇
最近忙しくて更新が滞りがちです~
忘れないうちに「元禄忠臣蔵」の感想も書こうと思っていましたが、書いているうちにココログ側の不具合か何かで消えちゃったりして、めげていました。(夜の部はとっくに記憶から消えてるけど、あの昼の部の感動も消えそうだわ~
)
そうこうしているうちに、歌舞伎保存会の有志で旅行に行くことになっていたので、一時中止。記事はこちらの方が先になってしまいました。
3月末はバレエ協会の「眠れる森の美女」の公演があったのです。教室関係でチケットも回ってくるはずだったのだけれど、肝心の酒井はなさんと李波さんの日がこの旅行にあたって行けなくて、本当に残念でした。まだ見に行った人の感想を聞いていないのですが、久々のバレエ、見たかったような気もします。
写真は鬼怒川温泉のホテルの10階の部屋から見えた風景です。なかなか迫力のある景観でしょ?
鬼怒川温泉に限らず、たくさんある温泉場のホテルはどこも昨今の不景気で閑古鳥‥‥と聞いていますが、ここは違いました。何と、一人1泊2食付きで5,300円という激安料金!しかも1グループ15人以上集まると、出発地までマイクロバスで迎えに来てくれるというすごいサービス!(個人の場合は新宿駅、横浜駅、千葉駅などから300円でバスに乗れるようです。)
系列グループのホテルもたくさんあるのですが、たぶん倒産した施設を買い上げて、リニューアルなどの設備投資をしない代わりに、宿泊費のダンピングをしているんでしょうか。それにしてもここまで安いと、多少施設が古くても、バイキングなどで人件費を削っても誰も文句を言わないでしょう。すごい商売だなあ~。
私は学生時代、国内のいろんなところに行きましたが、大体はユースホステルの利用で、当時1泊2食付きで確か2,500円程度。ユースホステルのない場所では民宿にも泊まりましたが、民宿で5,000円前後じゃなかったでしょうか。ウン十年前の話ですよ!それが今の時代で5,300円って、めちゃめちゃ安い気がします。
それで、1泊旅行ならいろいろ観光も組み込むのが普通でしょうが、幹事さんの意向で一切観光はせず、ホテルに直行。おかげで余計なことで疲れたりしないで、たっぷり時間をかけて大浴場や露天風呂を楽しむことができました。オプションで宴会場を借りたり、カラオケボックスを使ったりしてもまだまだ安くて、みんな大満足でした。私も、のんびり温泉につかるのがここ半年くらいの夢だったので、念願かなって本当によかったです。
そして面白いことに、ホテルの近くに「湯けむり会館」という施設があって、舞台付きの宴会場のような大広間があるのです。そこでは月替わりで全国にたくさんあるいろんな大衆演劇の一座を呼んで、「人情時代劇」と「歌謡・舞踊ショー」をやっているのでした。何と提携の施設に宿泊している人は無料。そうでない場合は500円(安!)ということでしたが、入口では何のチェックもしていませんでしたよ。
ホテルのロビーには今まで来た役者さんたちの写真が飾ってありました。きらびやかですね~。これにはまってしまい、毎月来ているリピーターのお客さんもたくさんいるということでした。
実は私、大衆演劇というのは初めて見たのですが、すごく面白かったです。午前中は「人情時代劇」、午後は「歌謡・舞踊ショー」ということで、私たちは2日かけて両方見てきました。今回興行中の一座は九州から来ている劇団で、女性が座長を務める「女剣劇」というのかな?そんな一座でした。
座長の洋子さんが演じる国定忠治、これがまたカッコいいの!私と同年代かちょっと年上だよね?立ち回りがスピード感あってすごかったし、迫力、貫録とも十分。私ももう少し若かったら弟子入りしちゃいたいくらいでした。
浅香光代さんもかくや(私は見たことありませんが)と思うような、実にさばさばしたカッコよさでした。
座長の娘という、一座の花形こまちゃん14歳はうちの娘と一つ違い。小柄だけどきれいで魅力的な子です。だけど、ここまでになるには相当小さい頃から芸をたたき込まれているのだろうなあ。
今年は1月が浅草、2月3月は鬼怒川温泉、そして来月からは山口、広島、奈良と興行が続くそうです。きっと学校も転々としていることでしょうね。うちの娘と同年代の女の子ながら、そういう全国を渡り歩く生活の中で、プロとしての意識が厳然と備わっているのを見て、すごいなあと思ってしまいました。
女剣劇といっても、もちろん男性もいます。中には早乙女太一ばりのきれいな男の子もいました。午前の部では悪役をやっていたのだけれど、午後の「歌謡・舞踊ショー」ではかっこいい踊りを披露してくれました。
彼の流し眼をまともに受けて(そういう位置に座っていたので
)ドキドキしちゃいましたよ。おばさま連中は激萌え
でした。でも、ごめんなさい、名前は記憶していません
彼は今回の舞台では女形はやらなかったけれど、きっと女形もきれいだろうなあ~。
歌舞伎と違って、上のまぶたにくっきりと目張りを入れる化粧がレトロな少女マンガ風(?)で素敵
です。梅沢富美男さんみたいな化粧、あれが大衆演劇の和風メイクなんでしょうかね。
こちらは私と同じ名前のゆかりさん。二代目座長ということで、男になったり女になったり、変幻自在の大活躍。やっぱり流し眼がすごいんだけど、流し眼の最後に決まる笑顔がすごく健康的で魅力的な女性でした。踊りもうまかったし、立役もかっこよかったです。
まるで歌舞伎と宝塚をごちゃまぜにしたような、何でもありの倒錯加減。男から女へ、女から男へ、華麗に変身していく面白さ。そして、ちょっとハスに構えたいきがり具合がかっこいい!これってきっと竹の子族とか暴走族にも通じるような感覚ですよね。
派手で奇抜な恰好をして世間をあっと言わせることを「傾く」(かぶく)と言って、「歌舞伎」というのはそこから出た言葉だそうですが、本当に彼らはめっちゃ「傾いて」いました
大衆演劇というのは興味はありましたが、日本全国そんなにたくさんあるとは思いませんでした。こんな宴会場のような場所なので、舞台と客席は近いし、終演後にお見送りもしてくれるし、いいですよね~。未知の世界を思いがけず垣間見ることができました。
それと、私たちは農村歌舞伎をやっている団体なので、あとでみんなで話している感想も普通じゃない目の付けどころで面白かったです。あの着付けはどうだとか、カツラがどうだとか、衣装はどうなっているとか‥‥etc.脚を開いてもめくれないのは着物の身幅がかなり大きくできているんだろうとか、尻端折りの折り込み方がきれいなので、どうやっているのかもっとよく見たかったとか、化粧がみんなきれいだったとか、いろいろ違うところでも楽しませていただきました。そう、劇団「花月」さんといいました。またどこかで出会えることを願っています。
































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