« 2014年春の栗塚さん情報 | トップページ | 2015年 今年もよろしくお願いします。 »

2014年5月10日 (土)

タンゴin京都

Rimg2973

丹後半島は京都府です‥‥っていう話ではありません(笑) 前回お知らせした栗塚さんの出演する「タンゴ・アストロリコ デビュー22周年記念コンサート」に行ってきました!

その前に最初の写真ですが、会場となった京都コンサートホールの隣にある京都府立植物園です。初めて行ったけれどすごくいいところでした。ちょうど桜もチューリップも終わり、バラがまだなのでお花的には端境期のためか、連休中なのに人が少なくて、ちょっと余った時間で園内をぐるっと見て回ることができました。今度また機会があったらゆっくり行ってみたいです。

さてコンサートですが、本当のことを言えば、私は時代劇俳優の栗塚旭が好きなのであって、別に栗塚さんが歌がうまかろうが、実はたいして興味はなかったんですよ(ファンの皆さま、すみません)以前のような「土方歳三を歩く」みたいな歴史散歩や、「新選組を語る」みたいなトークショーなどがあったらぜひ参加したいと思って待っていたのですが、どうもしばらくなさそうだし、今ここで栗さまに会っておかなくてはまた次いつ会えるかわからないというような気にだんだんなってきて、それで思いきって行くことに決めたのが4月も半ば過ぎになってからでした。

5月3日といえばゴールデンウイーク真っ最中。そんな時期に宿も新幹線も急に手配できるはずがありません。いつも使っている旅行会社の安いホテル&新幹線のパックはとうになく、残っているのはスイートルームかというような高いホテル(笑)で、とてもチケット貧乏が手を出せる代物ではありませんでした。新幹線も、早朝のグリーン車以外全部満席で、やっととれたのが昼過ぎ出発の夕方着。コンサートは2時からの昼の部と7時からの夜の部があったのですが、昼の部はもうあきらめて、ゆっくりと家を出て夜の部に行くことにしました。(チケットも、昼の部は早々に完売していたそうです)

行ってみたら、お顔を見知っている熱心なファンの方々がたくさんいらしていて、皆さん昼の部と夜の部のセットにしたという方ばかりでした。出遅れ感がひしひし(笑)「昼の部、素敵だったわよ~」という皆さまの声を耳に、席につきました。

大体、私はタンゴを生演奏で聴くということ自体初めてでした。ステージ上にはピアノが一台、その横にバンドネオン奏者が3人並び、中央がリーダーの門奈さん。

バンドネオンという楽器を私は割と最近まで知らなかったのですが、アコーディオンみたいに蛇腹になっている箱状の楽器で、鍵盤のかわりに左右にボタンがついていて、それを巧みに操りながら伸ばしたり縮めたりして演奏する楽器なんですね。そういえば、アコーディオンにも左側にポチポチとボタンのようなものがついてましたね(笑・何しろ小学校以来、アコーディオンも触ったことがないもので‥‥無知ですみません)そして、ドラムはいませんが、このバンドネオンが切れのいいスタッカートでリズムを刻み、ときには脇を手でたたいて拍子をとったりします。

そして、後列にはバイオリン奏者3名+ビオラ+チェロ+コントラバスという弦楽器が並ぶ編成でした。ピアノとバイオリン×2、ビオラ、コントラバス奏者は女性で、春らしい柔らかな雰囲気の衣装で華やいでいました。

3曲目、栗塚さんの登場です。「小さな喫茶店」というコンチネンタル・タンゴの名曲だそうです。栗塚さんは何と何と、白っぽいパンツとシャツに、赤のスニーカー、赤のベルト、赤の帽子で、赤と黄色のバラの花束を持って登場しました。何かしら懐かしい陽気な感じのする歌を、そのいでたちのように明るく歌う栗塚さん。こんな栗塚さんを見るのはもしかして初めてかも。歌いながらステージを歩き、持っていた花束からバラを一本ずつ抜いて客席に投げてくれました。

6曲目「小雨降る径」では、栗塚さんはトレンチコート姿で登場。こちらはシャンソンの名曲だそうですが、すみません、これも知りません 歌を歌っても、やはり栗塚さんは「俳優」なんですね。歌の世界をしっとりと演じていらっしゃいました。

そして7曲目の演奏は映画「二人日和」より。何か映画のワンシーンを思い出すかなと思ったけれど、それよりも抒情性豊かな音楽に聴き入ってしまいました。

後半の第2部、女性奏者たちは皆赤&黒の衣装に着替え、ぐっとシャープな夜の雰囲気になりました。

3曲目「黒い瞳」で栗塚さん登場。何と、グレーの厚手のコートに、同素材の帽子でロシアをイメージしているのかな?一曲一曲歌のイメージに合う衣装に着替えてサービス満点。この曲はとても栗塚さんに合っていたのか、存分に歌を聴かせてくれました。歌詞も栗塚さんが付けたと、武部さんとのトークで話していたような気がするんですが、どうだったでしょうか?(ちゃんと覚えている方、教えてください)ただ、衣装もご自分で選ばれたそうですが、コートが少しもっさりとしていて大きすぎた?

栗塚さんの歌といえば、「風」の主題歌、「天を斬る」の主題歌などを歌っていますよね。劇団時代にレッスンされていたであろうクラシックの歌い方に近く、歌謡曲風の曲にはあまり合わずに中途半端な感じがしていましたが、あれからウン十年。‥‥以前の「京すずめ」の「囲む会」で歌った「新選組の旗は行く」や、府中の「燃えよ剣ツアー」のあとのパーティーで歌った「聖者が街にやってくる」など、今までに栗塚さんの歌を生で聴く機会は何度かありました。それは昔のぼーっとした「風」の主題歌(エコーききすぎ)なんかよりずっと強いインパクトがあってお上手でしたが、それでも素人の上手な人の域だったんですよね。それが、こうやって生バンドを従えて、ステージの上で歌うと堂々たるプロの歌手。声の張り、のびやかさなど、意外といったら失礼だけれど、思っていたよりずっとよかったです。

栗塚さんの歌の最後、6曲目の(歌は4曲目)「夜のタンゴ」は前回、2年前にも歌われたとかで友人から話を聞いたことがあります。「紫の夜のみそらに」とある歌詞から、紫のベルベットのジャケットで現れた栗塚さん。何かまるでテノール歌手のようでした。歌が終わったあとのトークで、「紫の夜のみそらに」とあるけれど、美空ひばりさんはとても紫色が好きだったとか、「あなた、土方歳三の格好をするとカッコいいけれど‥‥」と昔美空ひばりさんに言われたというその物真似(!)も披露してくれました(似てました)美空ひばりさんは同じ昭和12年生まれで、誕生日も同じ5月。生きていれば栗塚さんと同い年だなんて、そんな話もしていました。

さて、1部と2部で全18曲の演奏を聴いて改めて思ったのは、タンゴというと懐かしのメロディみたいなのかなとか、そんなふうに思っていたのですが、いやいや、全然違って、超モダンというか、前衛音楽のような感じもしました。ただ耳に心地いい音楽というよりは、粋なスパイスが効いている大人の音楽ですね。

そして、ゲストのダンサー、亮&葉月さんが4曲踊ったのですが、これがまたうっとりするほど素敵だったのです。アルゼンチン・タンゴの踊り手として広く活躍されているお二人だそうですが、もちろん私はアルゼンチン・タンゴという踊りを見るのも初めてでした。

映画「二人日和」の最初と最後で踊っていた二人は、あれはコンチネンタル・タンゴ?と思ってちょっと調べてみたら、沖潮隆之さん、沖潮由美さんという、社交ダンスではなくバレエをされている方だったのでびっくり。あの踊りもすごく優雅でノスタルジックな踊りでしたね。誰もいないレトロなダンスホールで踊り続けるシーンはまるで夢のようでした。

一方、アルゼンチン・タンゴのほうはその正反対というか、もともと狭い酒場のテーブルの間なんかで踊る、フラメンコみたいな、どちらかというと猥雑な感じの踊りなんでしょうか?ステージにはバンドの奏者が並んでいるので、その前というのはすごく狭いんですよ。なのに意外にも激しい踊りで、最初、ダンサーが奏者を蹴らないかとか、ステージから落っこちないかとか、いらん心配をしました(爆)それが、その狭い空間だけでも濃密に魅せてくれるダンスだったんですね。

面白いことに、男女毎回別々の方向から出てきます。男性は上手から、女性は下手から出て来て、まるでお互い挑みかかるように始まります。身体を密着させ、主に膝から下を速くて複雑なステップで動かすような踊りで、素人目には相手を蹴ったり足を踏んだりしないのかな?と心配になりますが、もちろん全然そんなことはありません。バレエと違って腰をひねったり脚をからませたりする動きが多用されているのが印象的でした。時にはリフトしてぐるぐる回ったり、かなりアクロバティックでセクシーな振付なのですが、このペアは凛としてエレガントなのですよね。生演奏のタンゴのリズムと、哀愁を帯びたメロディ、それを脚先の動きで語るダンサー。思いがけず素敵なものを見ることができました。

というわけで、コンサートは大満足でした。会場でも見知ったファンの方々と久しぶりに会うことができて、本当に行ってよかった、素敵な一日になりました。

終了後、「二人日和」のサントラ盤のCDを買って、栗塚さんと門奈さんにサインをもらいました。栗塚さんとツーショットの写真も撮りました。ただ、それからがちょっと大変でしたけど‥‥京都のホテルがとれなかったので、それから大阪のホテルまで行く道中が長かった(笑)
Rimg2979さて、最初の写真もそうでしたが、コンサートの前に行った京都府立植物園のことをついでに。

私が4時に京都駅に着くと言ったら、友人もそのくらいになるというので、まだ夜の部にはだいぶ時間があったけれど、わかりやすく会場の京都コンサートホール1階にあるレストランで5時に待ち合わせということにしました。開演まで2時間ぐらいあっても、おしゃべりしてたらあっという間ですものね。

それが、地下鉄で北山まで15分。意外に早く着いてしまいました。地上に出たら目の前に植物園。これはチラッとでもいいから見なくては(笑)30分ぐらいあったけれど、どうせ全部は見られないだろうから一部でもと思ったら、意外にも軽く一周できてしまいました。全体的な広さはそれほどでもないのかもしれません。というのもメインはこの大きな温室。残念ながら温室への入場は3時半までなので入れなかったのですが、ここを見なければ30分で一周できるぐらいの広さ‥‥もっとも、花がたくさん咲いていて写真を撮ったりしていたらとても30分では回れませんけどね。この温室の中ではちょうど今、昔大阪の花博の呼び物の一つとなっていた「ヒマラヤの青いけし」が見られるそうです。

あの花博、1990年でしたか、私も行きましたよ。バブル崩壊直前の、思えばイケイケのすごい時代でしたね。あそこで私は初めて「イングリッシュガーデン」というものを見て驚きました。いろんな植物がそれぞれ引き立て合いながらまるで自然に生えているように植えられていて(実は日本庭園同様人工の極致なのですが)他の整形された花壇と違った洗練された美しさに魅了されました。それ以来、うちの庭はイングリッシュガーデンを目指していますが(爆)20年数年たってもほど遠いです

Rimg2987脱線してしまいましたが、この府立植物園でいいと思ったのはバラ園です。何て広々とした、心がスカーっとするような素敵な空間なんでしょう!遠くに比叡山が借景になっています。残念ながらバラはまだつぼみばかり。あと2週間ぐらいかなと思いましたが、ちょうど今頃、一斉に咲き始めている頃でしょう。バラの季節にぜひ訪れてみたい場所をまた一つ見つけました。ここが満開のバラの花になったらさぞかし素敵でしょうね。

最後に、この広いバラ園で5月3日にただ一輪咲いていたバラ。まるで早めに咲いて私の来るのを待っていてくれたみたいでいとおしくなりました。比叡山をバックに咲く一輪のバラ、このコンサートのような、素敵なバラの花でした。Rimg2990_2

|

« 2014年春の栗塚さん情報 | トップページ | 2015年 今年もよろしくお願いします。 »

コメント

 とても素晴らしいコンサートでしたね。
ファンの方々ともお会いできて楽しかったです。
にわかファンなので栗塚さんの歌を生で聞くのは初めてでした。
また機会があったら聴いてみたいです。

 植物園にこんな綺麗な赤いバラが咲いていたんですね。
友香梨さんの素敵なお庭にもバラが咲く頃ですね。

  kiyomi

投稿: kiyomi | 2014年5月13日 (火) 10時14分

kiyomiさんは昼夜ともごらんになったんですよね(うらやましい)
武部さんは「夜のほうがいいですよ」なんて言ってましたが、ホントのところどっちがよかったですか?(笑)

私は昼の部見られなかったのは残念だったけれど、夜の部だけでも十分堪能しました。

意外にも、と言ったら失礼だけれど、栗塚さんは思ったよりずっと歌がうまかったですね。
栗塚さんのおかげでタンゴの演奏から踊りまで、今まで知らなかったものを知ることができて、本当に行ってよかったです。
ファンの皆さんにも久しぶりにお会いできてうれしかったです。

そう、お隣の植物園の広いバラ園に、あの赤いバラがひとつだけ咲いてました。
今頃はきっとたくさん咲き始めているでしょうね。
今度やるときは混んでいる連休中ではなくて、バラの咲く頃にまた京都コンサートホールでやってほしいですね。
バラ園の野外コンサートっていうのもいいかもしれませんよ(笑)

投稿: 友香梨 | 2014年5月13日 (火) 19時58分

 わたしは夜のコンサートのほうがよかったと思います。衣装がきらびやかで夜の雰囲気だからでしょうか。
 クラシックの男性の歌手は黒のタキシードが多いですが栗塚さんの衣装に対するこだわりはすごくてびっくりしました。

  

投稿: kiyomi | 2014年5月14日 (水) 20時18分

kiyomiさん

ありがとうございます。
昼と夜で女性奏者たちの衣装が違ったのでしょうか。
夜は夜の雰囲気があったんですね

栗塚さんはタキシードも似合うと思うけれど、ただ歌うだけでなく、衣装もそのイメージに合わせて、見事に歌の世界を演じていましたよね。
最初にスニーカー履いて若々しい格好で出てきたときはびっくりしたけれど、ああ、そういう歌なんだなとすっと歌の世界に入ることができました。
バラの花を投げるのも違和感ありませんでしたね(笑)

正直、厚手のコートのほうは思わずひいてしまったけれど(アラジンみたいに帽子に宝石がついていた?)あの張りのある美声を聞いているうちに、映画か何かの一場面が浮かんでくるような気がしました。

あれは役者ならではのこだわりなんでしょうね。

投稿: 友香梨 | 2014年5月14日 (水) 23時31分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 2014年春の栗塚さん情報 | トップページ | 2015年 今年もよろしくお願いします。 »