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2020年7月18日 (土)

2017年 祇園祭(後祭)見物録

祇園祭のハイライト、山鉾巡行は17日の「先祭」(さきまつり)と24日の「後祭」(あとまつり)に分かれています。先祭は神輿がお旅所へ渡御(神幸祭)する前に街中を清めるために行う山鉾巡行、後祭は神輿が八坂神社へ還御(還幸祭)する際に行われる山鉾巡行で、それぞれ出る山鉾と巡行の進行方向が違うのです。もともとそういうものだったそうですが、昭和41年(1966)に、どうせなら全部一度に見たいということだったのか、警備などの都合なのか、先祭りだけの1回で済ませるようにしてしまったそうです。それが本来の2度に分ける形に戻ったのが平成26年(2014)でした。だから「後祭」というのは復活してからまだ新しいのですね。これだけ数があると一度にするのはやっぱり大変だし、それに二度に分けたほうが楽しみが二度あっていい、と思います。

Rimg0124山鉾巡行の前夜には宵山、宵々山というのがあります。私は初めて行った後祭の宵山で、明かりの灯った駒形提灯を見て回り、ゆったりと雅びな祇園ばやしを聞いて、いっぺんにファンになってしまいました。子どもたちが会所で呼び込み?をしている声を聞いたりするうちに、ああ、何で私は京都に生まれなかったんだろう!なんて思いましたよ。それくらいよかったです。

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もともと街をブラブラ歩くのが好きなので、暗い路地をちょっと歩くとまた違う町内の違う駒形提灯に出会えるというのが、ワクワクするような体験でした。ただし、とっても暑い!いくら暑くても関東では夜になると少しは涼しくなるけれど、京都の夏の夜はじっとしていても汗がじわっと出てくるほど暑い。

会所ではそれぞれ屏風や骨董品などのお宝、生け花などが飾られ、お守りや粽が売られ、それを買うと山鉾に上がったりできるようなのですが、もう暑くて汗だくでそれどころじゃないというのが実際だったかな?ただ歩いて写真を撮るだけしか余裕がない状態だったけど、それでも楽しかったです。写真のように会所の2階から橋渡しができているところもあり、それも物珍しく風情がありました。Rimg0152
  

当日、先祭のほうが楽しいよ、と言っていた友人が後祭を案内してくれることになり、地下鉄の市役所前駅で待ち合わせをしました。9時前なのにもうすごい人でしたが、これでも先祭りよりは少ないのだそうです。市役所の角はちょうど御池通と河原町通の交差点で、御池通を西から進んできた山鉾が河原町通りに方向転換をする「辻回し」が見られる場所なのです。私は別に、通る山鉾が見られればいいと思っていたけれど、この辻回しって、間近で見るとすごい迫力なんですよね。初めて行って、辻回しをベストポジションで見ることができたなんて、これも友人の案内のおかげだけど、すごくラッキーでした。 Rimg0175 Rimg0164_20200717221401  

Rimg0160祇園祭が初めてなら、まずは入門編として「後祭」をおすすめします。山鉾の数は先祭が23基、後祭が10基。数の上だと淋しい感じがしないでもないですが、写真の南観音山、北観音山のような、先祭の鉾と比べても遜色ないかっこいい「山」もあるし、 橋弁慶山みたいな小さくても特色ある「山」もあります。そして何より圧巻は最後の大船鉾。Rimg0184 Rimg0190 Rimg0193 Rimg0196

これらを全部最初から最後まで見ることができるのがほんとにおすすめです。私はこのあと2年続けて先祭りを見ていますが、先祭りは数が多すぎて、一か所にとどまって見ているのは時間的にもきついのです。とにかく暑いから、同じ場所で長時間立っているのがツライ!結局途中で飽きてしまったりします。それを飽きずに最後まで楽しめるのは、10基ほどがちょうどいい数なんだと思いました。

そして人出、人数がやっぱり全然違うのです。後祭も人は多いですが、先祭りの比ではありません。何時間も前に行って場所取りしなくても、そこそこよく見える場所を確保することができます。この日は幸いうす曇りだったので、暑かったけど何とか全部の山鉾が河原町通りへ方向転換して、連なって進んでいくのを見届けることができました。

特にしんがりの大船鉾が圧倒的にかっこいい!2014年に後祭りが復活したのは、実はこの大船鉾の復興があったからだそうです。大船鉾は幕末の禁門の変のときに焼失し、以後ずっと巡行に参加していなかったそうですが、2014年に再建され、同時に後祭りも復活したのだそうです。初めて行った祇園祭で、最初から最後まで辻回しを見られたのはほんと、感激!の一言でした。

後祭にはさらにこの後を「花笠巡行」というのが合流して続きます。花笠を頂いた巫女?姿の女性たちや、子ども神輿、芸舞妓さんが乗った山車などが通ります。私も友人ももう暑さでへとへと。喫茶店へ逃げ込みかき氷を食べて涼んだ後、花笠巡行には八坂神社に着く前にやっと追いつきましたが、そこでギブアップ。八坂神社では舞が奉納されるそうですが、そこまで見るにはかなりの体力が必要でしょう。

こういうところが先祭にはない後祭の楽しみ、かな? さらに2022年には大船鉾と同様、江戸時代に焼失していた「鷹山」というのが後祭りに復活するそうなので、それを楽しみに、できればまた後祭りにもぜひ行ってみたいです。

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コメント

2022年には、祇園祭も行われるのでは。
「鷹山」楽しみですね。
一緒に、行こうね。

投稿: | 2020年7月28日 (火) 21時14分

ありがとうございます。
後祭には後祭のよさがありますよね。
「鷹山」のデビュー、ぜひ見に行きたいです。
再来年なら何とか大丈夫かな?
またよろしく~!

投稿: 友香梨 | 2020年7月28日 (火) 22時41分

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