ことしのお花めぐり1(昭和記念公園)
毎年春になると梅や桜から始まって、八重桜、チューリップなどを見に行くのですが、ことしは何だか忙しくてどこへも「お花見」に行けませんでした。桜がすごく早く咲いて3月中に満開を過ぎてしまい、気候も不安定だったのでタイミングを逃してしまったのです。
「あ、そういえば今年はどこにも行ってない!」と気づいたのが連休に入ってから。せめて近所の昭和記念公園にでも行こうと思って出かけました。
とても近いのになぜかここ1年半?以上行っていませんでした。最近では休日はすごい人出のようなので避けていたのかもしれません。それが、連休の谷間だったせいか、この日は嘘みたいに人が少なかったのです。「みんなの原っぱ」という広い草地の両端にある菜の花畑も、ポピーも、いつもは写真を撮ると人がたくさん写るのに、ほとんど人がいない感じでしょう?まあ、お花も多少時期を過ぎてしまっていたようでまばらでした。いつもはもっとすごいはずです。
こちらは「こもれびの里」です。久々に行ってみたらまたグレードアップして、すっかり多摩の里山の風情になっていました。昭和30年代の武蔵野の農村風景を再現しているそうですが、公園の中とは思えないような、どこか懐かしい風景。
写真奥に見えているのは、ことしの4月に移築が完了してオープンしたばかりの「旧石井家住宅」です。もとは狛江市にあった築250年の旧家だそうで、堂々たる長屋門、土間のある母屋、蔵などが庭の広いスペースもそのままに再現されています。これから屋敷林などまだまだ整備され、ここでいろんなイベントも行われることでしょう。
こちらは「こもれびの里」から、コスモスの季節になると一面のコスモスが楽しめる「花の丘」といのを越えたところにある「日本庭園」です。ことし開園30周年になる昭和記念公園の中でも、この日本庭園は後にできたほうですが、それでもかれこれ20年ほどになるのではないでしょうか。20年のうちに植えられた木々も、組まれた石組みももうすっかりこの地になじんできました。最初はいかにも人工的で「つくられたもの」という感じだったのですが、今は四季折々にしっとりした自然が感じられる素晴らしい場所になりました。
5月初めは牡丹がきれいでした。牡丹ってバラ科でバラと同じように香りがあるんですよね。このあとほかの「ぼたん園」にも行きましたが、ただ株を品種別に並べて植えてあるような「ぼたん園」よりも、植栽の中に溶け込んでいるここの牡丹が美しかったです。
こちらももう少し時期を過ぎてしまっていました。ことしは桜をはじめいろんな花が急いで咲いてしまった気がします。
日本庭園の横にある「盆栽園」も好きな場所なので、そこを一通り見てから次は‥‥今回の第一目的、教えてもらったものを探しに行きました。でも、一体どこにあるのでしょう?
ネモフィラです。この青い花が大好きで、うちの玄関先にも毎年植えていますが、これが絨毯のように敷き詰められた常陸海浜公園の写真にあこがれて一度は行ってみたいと思っていたのです。でもいかんせん遠い!連休初め、美容院に行ったときに、お花好きの美容師さんが「今度の休みに常陸海浜公園に行くのよ」と言っていたので「いいなあ~」と言ったら、昭和記念公園にもそんな場所があると教えてくれました。行ってみたら、こちらはずいぶん小さな丘でした(笑)でも、こうやって群植してあるとすごくかわいい。いつか、青い海をバックに広大に広がる常陸海浜公園のネモフィラを見に行くぞ~!と思ったことでした。
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