花の写真

2013年6月18日 (火)

ことしのお花めぐり4(滝ノ入ローズガーデンほか)

日曜日にはなるべく実家に行くようにしています。もちろん、やることが多くて毎週行けるわけではないのですけど、気候がいい時期ならなるべく親を家から連れ出して気分転換というか、運動させないといけないって思うわけです(笑)

それが、実家に行くと2回に1回は父の友達が来て茶飲み話をしていたり、95歳になる父の叔父(私の祖母の一番下の弟)が将棋を打ちにやってきていたり‥‥実家はまるで老人サロンのよう(爆)そんなときは父を置いて母と一緒に出かけるのですが、ホントは父のほうが一生懸命歩いて運動しなくちゃいけないのよね。。

Rimg1959 で、今月初めの土曜日、滝ノ入ローズガーデンの春の公開がもうすぐ終わってしまうから行ってみようということに。この日は珍しく父も一緒に行きました。まずは珍しいところで腹ごしらえ。滝ノ入ローズガーデンに行ったという人のブログに紹介されていた近くの(‥でもなかったのですが)レストラン?に行ってみることにしました。え?山猫軒?

そうなんです、HPの案内通りに行ってみたのですが、行けども行けども山の中‥‥どんどん道は細くなる。そのうちに忽然と現れた西洋料理屋‥‥まるで宮沢賢治の世界です(笑)Rimg1951Rimg1950

ここはこの地に移り住んだご夫婦がほとんど手作りで建てた建物で、主にギャラリーとして営業しているのだとか。入口の階段が、ちょっと脚の悪い父には難関かなと思ったけれど、手すりがあったので大丈夫でした。

Rimg1949_2さあさあおなかにお入りください‥‥このドアも手作りですよね。下のほうには猫ちゃんの出入りする小さなドアまで付いていました。中に入るとすぐにパンなどを売っている売店、作品の展示スペースがあり、その奥が吹き抜けのカフェになっています。途中は人っ子一人いないような山道だったのに、休日ということもあってバイクや車で来る人でテラスまでほぼ満席でした。

Rimg1960メニューは古代米野菜カレー、天然酵母ピザ、無農薬紅茶、手作りケーキなどです。ご夫婦だけでやられているので、注文が多いと忙しくて大変なようですが、お客さんのほうは展示された作品を眺めたり、凝った建物の回りを歩いたりとのんびり過ごせます。山の中の澄んだ空気の中、ゆったりと流れる時間を楽しむことができました。

「ギャラリイ&カフェ 山猫軒」(埼玉県越生市)金土日祝のみ営業

さて、1年ぶりの滝ノ入ローズガーデンです。Rimg1968_2 山の中なので平地よりは開花が遅いと思うのですが、すでに満開を過ぎていました。Rimg1962

京成バラ園のような大きいバラ園と違ってこじんまりしていますが、そこがかえってよくて、個人の庭で栽培するときの仕立て方のヒントというか、こんなふうにするときれいとか、そんなヒントに満ちているような場所です。

また、バラ以外の宿根草や一年草、樹木など、こんな植物と組み合わせたら素敵というようなお手本がそこにあるという感じ。Rimg1965

お天気がカンカン照りではなかったのでゆっくりと見られると思ったのですが、そうはいかなかった!父は花と買い物は退屈で嫌い(笑)ぐるっと一周歩いたらもう「帰る」と言いだしてうるさいのです。そこを何とかなだめてベンチに座って待っていてもらい一通り見てきましたが、せっかく来たのに写真撮影もそこそこに引き上げることになってしまいました。

白バラのアーチが素敵ですね~。サマースノーとアイスバーグだったかしら。秋はこういう一季咲きのつるバラ系は咲かないので、最初に行くならまず春がお勧めですよ~。

滝ノ入ローズガーデン(埼玉県毛呂山町)春(5月下旬~6月初旬)と秋(10月下旬~)の期間中のみ公開

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おまけですが、つい先日行ったお花見の場所をご紹介。Rimg1994

こちらは長念寺という武蔵野三十三観音霊場の一つ(29番)になっているお寺です。(埼玉県飯能市)国道299号線を秩父方面に行くと、春には立派なしだれ桜のある石段が目にとまるのですが、行ったことはありませんでした。その石段を上がったところに長念寺観音堂があります。ここの参道のアジサイがきれいだと教えてもらったので、去年初めて行ってみました。

去年は確か7月に入っていたと思いましたが、この写真の左奥に見える参道が全く隠れてしまうほど左右のアジサイが人の背よりも高く茂っていたのです。Rimg0896

これが去年の、その同じ参道ですよ~。奥に見える観音堂は同じです。これではあんまりなので(笑)剪定してしまったのか(それにしても剪定し過ぎのような)あるいはこれからまだ茂ってくるのか?わかりませんが、ことしはかなり淋しいことになっていて花は自然のものだから年によって違うのは当然だけれど、去年のこの様子を期待して行ったら全然違っていてちょっと驚きました。

正面の観音堂には観音様とともに「韋駄天」がまつられています。お参りすると足が速くなるのかな?うちの息子も子どもの頃に連れて来ればよかったかしら(爆)お札授与所では韋駄天の絵馬?ならぬ素焼きの丸い陶板を売っていて、それにはほうき星の上を走る韋駄天が描かれていました。韋駄天さんが願い事を素早く天まで届けてくれるような気がしますね。

Rimg2003Rimg0901ほうき星といえば、このお寺にはもう一つ変わったものがあります。鐘楼にある鐘ですが、昭和61年のハレーすい星が最接近した日に鋳造された鐘だそうで、鐘の上のほうに尾を引くお星様のマークが入っているのです。屋根の四隅に下がっている小さな鐘にも星型のモチーフ。かわいいです。

Rimg0900Rimg0904この鐘楼の上は涼しい風が通ってとても気持ちよかったです。池のほとりにはかきつばた。梅雨の合間のわずかな晴れ間にちょこっと訪れるにはいい場所でした。

Rimg2001_3Rimg0911_2この長念寺の少し先には「あがのん」というカフェ&ベーカリーがあり、お参りの後は川を見下ろすテラスでアイスティーを飲みながら水音を聞いてのんびり過ごしました。

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もうひとつ、長念寺より手前ですが、国道299号線沿いに武蔵野三十三観音霊場の28番、龍泉寺(埼玉県日高市)というお寺があります。こちらはハスの花が見られるというので今回初めて行ってみました。

水をたたえた大きな鉢が並んでいて、そこにいろんな種類のハスが植えてあるのですが、残念ながらまだ咲いていませんでした。つぼみがたくさんあったのでまだこれからですね。

バラの見ごろが終わってしまうと淋しくなりますが、そんな時期のちょっとした「お花見」でした。

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2013年6月11日 (火)

ことしのお花めぐり3(京成バラ園)

Rimg1909 先月はね、私、とってもおとなしくしていましたの(笑)何しろ3月4月と2ヵ月連続で歌舞伎遠征してしまったし、長い連休があって疲れたし(仕事は休みでも主婦業に休みはなく、家族も休みでゴロゴロしていて家政婦状態でした)その後また猫ちゃんを預かっていたしで。私の好きな役者さんたちは京都南座に御出演中でしたが、これでは行かれなかったわね。。。でも、うちの庭にもバラが咲き、年に一度のバラ園気分を味わっていました。しかしながら、鉢植えのバラはすぐに花の時期が終わり、地植えにしたバラは伸び放題で花後の処理が大変!やっぱりバラを見るならバラ園でしょう。それも、関東ではやっぱり「京成バラ園」が最高!Rimg1906

というわけで、叔母の家に猫を返しにいったついでに京成バラ園に行ってきました。(5月29日)3年ぶりです。シーズン中はいつ行ってもすごく混んでいて周辺道路も渋滞するのですが、私が行った日はお天気が悪くて雨模様だったおかげで来場者も少なく、駐車場にもすっと入ることができました。心配していた雨も見学している間はほとんど降っていませんでしたが、降った雨で多少花がいたんでいたのは仕方がありませんね。Rimg1910

ことしはやはりバラも早く咲いたようなので、いつもはまだあまり咲いてない遅咲きの花まで満開でした。写真のコロコロしたピンクのかわいい花はローブリッターです。低い棚に誘引してあるのですが、その棚にお花がひしめき合ってる!

このローブリッターという品種は難しいのか、うちでも植えていますが一向に大きくなりません。そうはいっても、うちのポールズヒマラヤンムスクも最初の何年かは全く大きくならなかったのに、5年ぐらいしてから突然大木になってどうしようもないくらい繁茂してますから、まだ期待はできるかな?‥‥この京成バラ園のローブリッターはもうずっと前からこの場所にありましたよね。遅咲きでいつもはつぼみが半分以上ありましたが、ことしは満開の状態が見れてよかったです。Rimg1911

こちらは大好きなフランソワ・ジュランビルです。うちにも3年前ぐらいに植えたのがあり、ことしは大きくなってアーチを覆うほどになりました。ただ、この写真でもわかるように、一筋縄できれいにまとまるような品種ではないのですよね。飛び出した枝の遊びが風に揺れるのもまた美しい。欠点はよさでもあります。この京成バラ園の大きなアーチと、それから谷津バラ園のバラの回廊でこの花を知りましたが、咲いているそばからぼうぼうとシュートが出てきていて見るからに扱いにくそうな感じ‥でありながら、その魅力は捨てがたいという、そんな花ですね。

ずっと以前、「ローズガーデンアルバ」にあったパーゴラの下でお茶を飲みながら過ごしたあのとき、パーゴラからこぼれ落ちたフランソワジュランビルの長い花穂が涼しげに揺れていた‥‥今は亡き友人と訪れたときの想い出です。Rimg1912

こちらは何と言ったっけ?名前を忘れるとは、私もいい加減になったものです。スノーグース?とはちょっと違う?スノーグースはもっと花びらがくしゅくしゅしていますよね。それともアルバメイディンランド?茎の色が違うような。

以前は牡丹のようにたくさんの花びらがあってゴージャスなイングリッシュローズに魅せられていましたが、最近はこういう小さな花が密集するタイプが好きになってきました。かといって、大きくなるような木はもう植える場所がないので、鉢植えで育てるしかありません。ジレンマです。Rimg1918

こちらも見るたびに欲しくなるキュー・ランブラー。苗を買おうか‥‥いやいや、これは大きくなるのよ‥‥ダメダメもう植えるところがない‥‥というそんな繰り返し(笑)これによく似たバレリーナという品種はうちにありますが、これもまた黒点病に弱くて一向に大きくならない。大きくならないか、巨大化して困るはめになるか、うちではどっちかです。要するに何もしてないからなのね。かわいいお花はバラ園に行った時に楽しみましょ(笑)Rimg1928

では、しばしイングリッシュローズの華麗なる世界へ。杏子色のジェーン・オースチン、素敵です

私はバラ園を巡っても、色鮮やかなハイブリットティーローズより、この何ともいえない色合いのイングリッシュローズやオールドローズに目が行ってしまいます。だから誰かと一緒に行くときは好みが同じ人と行ったほうがいいですよね~。このときは妹と行ったので、全然趣味が違っていて、妹が「きれいね~」というバラと私が「きれいね~」というバラは全然違って笑っちゃうほどちぐはぐ道中でした(笑)Rimg1924

こちらはワイフ・オブ・バス(多分‥)中輪ですが、つぼみは濃い紫系ピンク、咲き進むに従って白っぽい色になってくる風情のある花ですね~。

イングリッシュローズはオールドローズのような優雅な花形で、しかも香りが強いのに、現代バラのような四季咲き(実際は返り咲き程度)性を持たせたバラ‥‥十数年前、これを初めて雑誌で見たときは驚きました。何てきれいなんだろうと。早く本物を見たい!‥‥まだこの京成バラ園にもなかった頃ですよ。それで、イングリッシュローズが見られる岐阜の「花フェスタ記念公園」まで行ったのです。子どもはかなり小さかったと思うけど、ダンナに「任せる!」って言って、始発に乗って一人でバラを見に行っちゃったんです(笑)Rimg1934

こちらはセントセシリア。その頃からある品種です。うちにセントスゥイザンというのがありましたが、あれに似ています。花びらが薄くてぎっしり詰まっているので、雨にぬれるとつぼみが開かずにだめになってしまうような花。いつのまにか見かけなくなりましたが?

新しい品種が次々と発売される一方で、栽培が難しかったり生育がよくなかったりして廃番になる品種もあると聞きました。10数年前のあのとき、花フェスタ記念公園でとり憑かれたようにカメラに収めた花々の中には、もう今はないものもあるでしょう。

そう、一昨年の2011年、中日劇場に「新水滸伝」を見に行った時に、本当に久しぶり(今、昔撮った写真を見てみたら97年でした!何と14年ぶり‥‥昔の写真には日付が焼きこんであるから便利ですね)に花フェスタ記念公園を訪れました。以前でも広かったバラ園はそのままで、また別の場所にもっと広いバラ園ができていて驚きました。入り口の駐車場からもうバラ・バラ・バラ、バラだらけ。しかしその写真は、結局このブログにはアップしなかったんですよね。いずれまた訪れたときに(笑)

そうそう、イングリッシュローズに魅せられたばかりの頃、初めて買ったのがル・ドゥーテ、セント・スゥイザン、次がエブリン、ピーチ・ブロッサム、ぺルディータ、グラハム・トーマス、ライラック・ローズでした。みんなここ数年のうちに木が古くなってダメになってしまいましたが、一番大きくなったグラハム・トーマスは2011年の台風のときに倒れてボッキリ折れて以来、うちに黄色いバラは一つもなくなってしまいました。それで、今回行った京成バラ園で、迷ったのですがまた同じグラハムトーマスを買いました。車で行くと荷物を考えずに買い物ができていいですね。千葉から連れ帰った二代目トーマス君、先代みたいに大きく育つといいな。

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2013年6月10日 (月)

ことしのお花めぐり2(東松山)

引き続き、連休中の「お花めぐり」のことを。Rimg1727 実家に行った時に、久々に妹も休みで家にいたので、母と妹と私で「どこかへ行こう」ということになり、前日昭和記念公園で牡丹がまだ咲いていたのを思い出し、東松山まで遠出して牡丹を見てきました。

東松山といえば「森林公園」ですが、2~3回しか行ったことがありません。最後に行ったのは子どもがまだ小学生の頃。昭和記念公園以上にだだっ広いというイメージだったかな。Rimg1737

また東松山は牡丹が有名です。その一つのスポットが市内にある「箭弓(やきゅう)稲荷神社」。和銅5年創建というからとても古い由緒ある神社のようです。「やきゅう」という音から、野球関係者も多く参拝するそうで、参道にはホームベース型の絵馬やバット型の絵馬がたくさん奉納されていました。書かれたものを見ると、甲子園に行きたいとか、野球が上手になりたいなどという野球少年たちの熱い「お願い」であふれていました。 Rimg1729

こちらのぼたん園は、残念ながら終わってしまった花が多かったのですが、牡丹のほかにもつつじや藤などが咲いていました。お天気がよく、暑いくらいな一日。街中にこんなところがあるのはいいですね。奥に見えるのは満開の藤棚。Rimg1731

長く垂れ下がった藤の花房は幻想的ですね~。香りもすごい。藤といえば「あしかがフラワーパーク」ですが、まだ行ったことはありません。「常陸海浜公園」と並んで、花の時期に行ってみたいところのベスト5(私の)に入っています。何しろシーズン中はすごく混んでいるということなので二の足を踏んでしまいますが、いつか行ってみたいです。この箭弓稲荷の藤棚も、それほど大きくはないけれど花が密集していて素敵でした。Rimg1738

この神社の隣にホテルがあります。神社で結婚式を挙げてから隣のホテルで披露宴をする人が多いのか、この日も二組ほど入っているようでした。こんなにいい季節に、お花の咲くいい場所でのウエディングなんて素敵ですねえ。チラッとのぞいたらレストランでランチバイキングをやっていたので、そこでゆっくりすることにしました。テラスから見える庭の向こうには、先ほどの箭弓稲荷のぼたん園を借景?で見渡すことができます。優雅なランチタイムでした。Rimg1747

次に行ったのは「東松山ぼたん園」です。市内から車で結構距離がありました。ちょうど森林公園の裏手あたりになるのかな?のどかな田園風景の中の小高い丘のようなところでした。こちらは木陰もあるし郊外なので少し花が遅いのか、ちょうど満開を少し過ぎたぐらい。なだらかな起伏の丘全体が牡丹で埋め尽くされているのは圧巻‥‥といいたいところなのですが、、、まだ植えたばかり?の丈の低い株が並んでいるだけで変化に乏しく、豪華で大輪の花がたくさん咲いていても何だか地味なんですよ。Rimg1739

ああ、これがバラだったら‥‥なんて思った私は牡丹に叱られてしまいますねえ(笑)バラは花の色や大きさだけでなく、葉の色も形も、木の大きさもすごくバラエティに富んでいて、仕立て方もいろいろで立体的に楽しめる。そこいくと牡丹は、一輪一輪はすごく豪華だけれど、いろんな品種があってもただ並べているだけでは変化がなく地味‥‥なんて思ってしまったぜいたくな鑑賞者です

これも「見せ方」なんでしょうけどね。昭和記念公園みたいに、日本庭園の中の植栽の一部として見ると、薄くて柔らかな花びらが何枚も重なった花がすごく幻想的に見えるのに、こうやって植物園か品評会みたいにボンボンと等間隔に並べられてしまうとあまり魅力を感じない。また、植えられている場所が通路より一段高くなっているので、通路わきの株以外は花が近くで見られないのがもどかしい。水はけのために高くしているのでしょうが?園内のデザインをもう少し考えたほうがいいような気がしました。

しかしながら、5月の爽やかな風に吹かれて、馥郁たる香りに包まれたぼたん園訪問はとてものんびりできました。このぼたん園の道を隔てて反対側の駐車場の向こうに、自然の雑木林に絡まった藤が見事な花を咲かせていて、そんなのも見れて楽しい一日でしたが‥‥買い物もまた楽しみのうちなのに、売店の閉まるのが早いこと!(笑)あとでゆっくり見ようねなんて言っていたら帰る頃にはもう何もない。牡丹の鉢植えなども売っていたのでじっくり見たかったのに。まだ日も高く、5時半まで開園してるのにそれよりかなり前に撤収してしまう売店って‥‥教訓その1、買い物は先にしろ!でした(笑)

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2013年6月 9日 (日)

ことしのお花めぐり1(昭和記念公園)

Rimg1703 毎年春になると梅や桜から始まって、八重桜、チューリップなどを見に行くのですが、ことしは何だか忙しくてどこへも「お花見」に行けませんでした。桜がすごく早く咲いて3月中に満開を過ぎてしまい、気候も不安定だったのでタイミングを逃してしまったのです。

「あ、そういえば今年はどこにも行ってない!」と気づいたのが連休に入ってから。せめて近所の昭和記念公園にでも行こうと思って出かけました。Rimg1705

とても近いのになぜかここ1年半?以上行っていませんでした。最近では休日はすごい人出のようなので避けていたのかもしれません。それが、連休の谷間だったせいか、この日は嘘みたいに人が少なかったのです。「みんなの原っぱ」という広い草地の両端にある菜の花畑も、ポピーも、いつもは写真を撮ると人がたくさん写るのに、ほとんど人がいない感じでしょう?まあ、お花も多少時期を過ぎてしまっていたようでまばらでした。いつもはもっとすごいはずです。Rimg1683

こちらは「こもれびの里」です。久々に行ってみたらまたグレードアップして、すっかり多摩の里山の風情になっていました。昭和30年代の武蔵野の農村風景を再現しているそうですが、公園の中とは思えないような、どこか懐かしい風景。

写真奥に見えているのは、ことしの4月に移築が完了してオープンしたばかりの「旧石井家住宅」です。もとは狛江市にあった築250年の旧家だそうで、堂々たる長屋門、土間のある母屋、蔵などが庭の広いスペースもそのままに再現されています。これから屋敷林などまだまだ整備され、ここでいろんなイベントも行われることでしょう。 Rimg1692

こちらは「こもれびの里」から、コスモスの季節になると一面のコスモスが楽しめる「花の丘」といのを越えたところにある「日本庭園」です。ことし開園30周年になる昭和記念公園の中でも、この日本庭園は後にできたほうですが、それでもかれこれ20年ほどになるのではないでしょうか。20年のうちに植えられた木々も、組まれた石組みももうすっかりこの地になじんできました。最初はいかにも人工的で「つくられたもの」という感じだったのですが、今は四季折々にしっとりした自然が感じられる素晴らしい場所になりました。 Rimg1687

5月初めは牡丹がきれいでした。牡丹ってバラ科でバラと同じように香りがあるんですよね。このあとほかの「ぼたん園」にも行きましたが、ただ株を品種別に並べて植えてあるような「ぼたん園」よりも、植栽の中に溶け込んでいるここの牡丹が美しかったです。

こちらももう少し時期を過ぎてしまっていました。ことしは桜をはじめいろんな花が急いで咲いてしまった気がします。

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日本庭園の横にある「盆栽園」も好きな場所なので、そこを一通り見てから次は‥‥今回の第一目的、教えてもらったものを探しに行きました。でも、一体どこにあるのでしょう?

それは、閉園間際になってやっと見つかりました。Rimg1726_2

ネモフィラです。この青い花が大好きで、うちの玄関先にも毎年植えていますが、これが絨毯のように敷き詰められた常陸海浜公園の写真にあこがれて一度は行ってみたいと思っていたのです。でもいかんせん遠い!連休初め、美容院に行ったときに、お花好きの美容師さんが「今度の休みに常陸海浜公園に行くのよ」と言っていたので「いいなあ~」と言ったら、昭和記念公園にもそんな場所があると教えてくれました。行ってみたら、こちらはずいぶん小さな丘でした(笑)でも、こうやって群植してあるとすごくかわいい。いつか、青い海をバックに広大に広がる常陸海浜公園のネモフィラを見に行くぞ~!と思ったことでした。

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2012年7月 1日 (日)

滝ノ入ローズガーデン 2012春

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昨年秋にもご紹介したと思いますが、埼玉県毛呂山町にある「滝ノ入ローズガーデン」にことしも行ってきました。毎年開園期間が決まっていて、春と秋のその期間以外は見ることができません。ことしの春は5月25日から6月10日でした。Rimg0796

昨年は確か最終日の6月8日に行ったのですが、そのときはまだまだこれから咲く花もあるのにもったいないな‥‥と思ったくらいでした。山あいなので花が遅めなのかもしれないと、また遅めに行ってみたら、ことしは例年通りだったようで少し終わりに近い感じでした。そして、あいにくの雨。でも、雨のローズガーデンもなかなか素敵でした。Rimg0750

思わず「かわいい~!」と叫んじゃう、ピンクグルーテンドルストも雨にぬれています。雨の日は花の色も優しく写るんですね。
花びらがカーネーションのようにぎざぎざになっていて、とてもかわいい花ですが、枝にはとげがいっぱい。独特の個性を持ったオールドローズです。Rimg0804

こちらはグラハム・トーマス。うちにも10年選手の大きく伸びた木がありましたが、あまりに上のほうが重くなりすぎたのか、昨年9月の台風で倒れたときに根元からボッキリといってしまいました。とっても残念。この花は色も香りも大好きなので、いつかまた庭に植えてみたいと思います。Rimg0769

グラハム・トーマスと並ぶ超人気品種のピエール・ド・ロンサール。丸いボールのようなかわいいつぼみと、開花した時の大輪の花と、ひとつで二種類の雰囲気を味わえる花です。これも以前うちの庭にありました。かなり大きくなったのですが、根元を虫にやられて枯れてしまいました。こちらも、こうやって見るとまた欲しくなってしまう素敵なバラですね。Rimg0768

土曜日でしたが、あいにくの雨で人影もまばら。山に囲まれたバラ園はとても静かでした。見ておわかりの通り、バラだけでなくその間にさまざまな宿根草や一年草が植えられています。それがいかにも「植えました」風ではなく、普通に野に咲く花のようにごく自然に植えられているのがバラとよく調和して美しい。

いわゆるイングリッシュガーデンというやつでしょうか。それがこの山あいの田舎の雰囲気にマッチしてとても素敵な場所になっています。Rimg0798

晴れていればこんなところでおしゃべりしたりするのも、すご~く優雅ですよね。今回はお花友達と一緒に出かけたのですが、目の肥えたお花好きの友人にも気に入ってもらえました。この季節はそれこそ、あちらのバラ園、こちらのバラ園と見まくっているような人なのですが、バラのシーズン最後に訪れたこの場所がしめくくりにふさわしく、本当によかったと言っていました。Rimg0758

最初の写真も同じですが、パーゴラからこぼれるように咲いているピンクの花はフランソワ・ジュランビル。大輪ではありませんが、柔らかいピンクの花も、ちょっと赤みを帯びた枝葉も素敵。以前、千葉の谷津バラ園や今の「草ぶえの丘」の前身の「ローズガーデン・アルバ」に、この花が上からたくさん垂れ下がってくるようなパーゴラがあったのを見て、そんなパーゴラをつくるのが私のあこがれとなりました。昨年やっとこの新苗を入手することができ、ことしは小さいながらも10輪ぐらい咲きました。来年はもっと大きくなってくれるかな。でも、庭の広さからいってそれほど大きなパーゴラはつくれそうにありませんけどね。Rimg0741
この紫のモヤモヤは、スモーク・ツリーというのだそうです。何かすごく風情がありますね。バラだけでなくほかの植物も楽しめるのに、春と秋だけの開園というのはちょっともったいない気もします。秋にも開園していますが、やっぱり春が最高。お勧めです。八高線沿線で、駅からも平日しかバスはなく、かなり交通が不便な田舎ですが、毎年訪れてみたい場所となりました。

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2012年5月 5日 (土)

春の写真(梅)

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Rimg0241時期外れですが、お付き合いください(笑)ことしの春の花の写真です。
ことしはいつまでも寒くて、梅も桜も遅かったですね。昨年は震災後1週間ぐらいたってから見に行った梅が、ことしは4月になってからでもまだありました。Rimg0245

場所は埼玉県日高市の、彼岸花で有名な「巾着田」の近くにある高麗神社。その隣に保存されている「高麗家住宅」の敷地内です。ここは塀際に色の違う八重咲きの梅が並んでいて、道路の外から見るとカラフルでかわいいのです。

桜と違って地味かもしれないけれど、梅は香りがあるのがいいですね。まだ冷たい早春の空気の中、凛として咲く姿、きりっとした香りが好きです。Rimg0234

こちらがその「高麗家住宅」、国指定の重要文化財です。普段は外からのぞき見る程度ですが、内部を一般公開している時期もあるようです。代々高麗神社の宮司を務めてきた神職の家で、つくられたのは何と江戸時代初期だとか。

この立派な枝垂れ桜が咲いたらきれいだろうなあ~。Rimg0252

こちらは高麗神社から徒歩5分ぐらいのところにある聖天院というお寺。ここは1300年前に滅亡した高句麗から逃れてきた人々が、朝廷から「高麗郷」を与えられて移り住んだといわれている地で、この聖天院には高麗王若光の墓というのが残っています。Rimg0250

浅草の雷門を模してつくられたという山門には、「雷門」と書かれた赤い提灯が下がっていて、田舎にしてはかなり立派。左右には風神・雷神の像が祀られています。昔は外の金網のところから水に浸した紙片(ティッシュ)を指ではじいて飛ばして、仁王様に(と思っていた)くっつくと身体の悪いところが治るという‥‥そんな話があって、私もやったことがありますが、文化財だから、今はそんなことしちゃいけませんよね。何だか懐かしい「ミニ雷門」です。

こちらの門前の桜も咲いたらみごとでしょうね。実は私、毎年彼岸花は見に行っているけれど、ここの桜は見たことがありません。4月に入っても、ことしはまだ早春という風情の高麗郷でした。

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2011年11月 2日 (水)

滝ノ入ローズガーデン

Rimg1950日曜日に、秋バラを見に行きました。埼玉県毛呂山町の「滝ノ入ローズガーデン」というところです。

ことしの春に、こんなところがあるよと教えてもらって行ってみたら、それほど大きくないけれどとてもいい雰囲気のローズガーデンでした。Rimg1952

春と秋の年2回、バラのシーズンの開園期間中でないと見ることができませんので、行かれる時はHPで開園日を確認してから行ってくださいね。Rimg1958

春は、駐車場の入口に車の列ができるほど賑わっていましたが、秋のこの時期は人はそれほど多くはなく、静かにのんびりと見ることができました。

一季咲きのつるバラなどはこの時期は咲いていないので、春に比べたらちょっと淋しい感じはします。Rimg1929

それでも、バラのある雰囲気っていいですねえ。秋のひんやりした山の空気の中にも、バラの香りが漂ってくるようです。

うちの庭のバラたちは、夏の間の不養生で葉っぱが全部落ちてしまったりして、秋はいつも悲惨な状態ですが、ここではどれもきれいに咲いていました。写真はうちにもある(これって秋にも咲くんだ~!)粉粧楼。とてもいい香りのバラです。Rimg1933

このバラは何というのでしょう?つぼみと咲いたばかりの花は黄色なのだけれど、咲ききると白い花になります。とってもかわいい札を見たらアリスター・ステラ・グレイと書いてあったのですが、これがこの花の名前なのか定かではありません。

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秋もそれなりに風情があっていいものですね。

でも、バラの季節といえばやっぱり5月、6月。

春に行った時の写真を載せていませんでしたが、実は春はこの何倍も賑やかなのです。2011_0605_151202imgp0425_2

これが6月に行った時の写真です。ここからあとは全部春の写真(笑)つるバラが咲く春はやっぱりいいですね。うっそうと茂ったバラの中にいると、まるで「秘密の花園」って感じでした。

ピンクの色鮮やかな一重咲きの花はコンプリカータというオールドローズです。2011_0605_160739imgp0480

こちらのアーチは白のサマースノーにピンクの春霞‥‥両方とも一季咲きなので、今は咲いていません。アーチを彩っていたバラはほとんど一季咲きだったようです。

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入口の大きなアーチにからんでいるのは確かポールズ・ヒマラヤン・ムスクでした。これも一季咲き品種ですね。

バラ園とアーチは洋風ですが、バックの山と「ゆずの里」というのがやっぱりどこか埼玉っぽい(笑)2011_0605_155704imgp0465

この日は6月のちょっとジメっとした日だったけれど、周りを山に囲まれた素敵なバラ園の初夏の一日でした。また来年の春に訪れたい場所です。

 

2011_0605_160011imgp0473

最後の写真はブラッシュノワゼット。うちにもありますが、こんなにたくさん花をつけるところをうちでは見たことがありません。

やっぱりバラはいいなあ~。また頑張って手入れをしようかな。

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2011年4月28日 (木)

八重桜大好き!

Rimg1217 もお、ただだた‥‥超かわいい~(でしょ?)Rimg1219

近所の公園にある八重桜の木ですが、いつも通るというわけではなく、駅からの帰り道、もうそろそろかな~?と思って脇道に入っていくとある公園です。ことしはちょっと見に行くのが遅れたかな?と思いきや、これは先週の写真(20日以降)ですが、まだまだ大丈夫でした。Rimg1227

八重桜はたくさん種類があるので、その中の何という品種なのか、今までそれほど興味もなく、知る機会もありませんでしたが、これは松月(ショウゲツ)という品種のようです。なぜそれがわかったかというと‥‥。

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先週、免許の更新に府中試験場に行った帰り、その隣にある武蔵野公園に行ってみたのです。前回の書きかえの時ちょっと覗いてみて、ただ広いだけのキャンプ場のような場所だと思っていたので、特に期待はしていなかったのですが、意外にもたくさんの八重桜が咲いていました。もう散ってしまっていたけれど、枝垂桜もありました。

ここは都立の公園で、広い園内では都内の街路樹や公園に植える苗木を育てているそうです。そういえば、園路の真ん中辺は植木屋さんの畑のようになっていました。植物園ではないので、いちいち何の木という表示はしていないのですが、それでも所々に品種名を書いた札が付いていました。Rimg1106

それを見ると、これはショウゲツ(松月)という品種だそうです。ね、うちの近所の公園にあるのと同じでしょう?淡いピンク色で、咲ききると純白に近いような花色になって、花芯と葉っぱは爽やかなライトグリーンです。ちょっとこちらのほうが咲き進んでいる感じかな?Rimg1101

そして、毎年自転車に乗って見に行っていた、近所というほど近くはない場所に八重桜の並木道があるのだけれど、そこの濃いピンクの八重桜はこれと同じ品種でした。こちらはカンザン(関山)というのだそうですよ。Rimg1102

濃いピンクで、葉っぱは茶色っぽいけれど、それがまたこの華やかな花色によく合っています。曇りがちだったので、花色がきれいに写っていないけれど、とても華やかな桜です。葉っぱも桜餅の葉っぱみたいでおいしそう 

Rimg1099_2 それから、この品種。これは花の色は柔らかな薄ピンクなのだけれど、葉っぱは茶色がかっています。これも多分、私が毎年チェックしていた別の公園にあるものと同じだと思います。この木には札が付いていなかったのですが、図鑑を見ると、多分フゲンゾウ(普賢象)という種類ではないでしょうか。これも古風な名前のように、昔の襖絵にでもありそうな、渋くてやわらかな感じが何ともいえません。Rimg1098

前回の免許更新は、何と5年前だったんですよ。当時はまだこのブログを始めたばかりで、やはり更新のついでにこのあたりを歩いた記事を載せました。あれから5年なんて本当に早い!今度は違反もあるから3年になってしまいましたが、また次の更新時に見てみたい桜たちです(笑)Rimg1121

5年前に歩いたのは、こちらの野川公園のほうです。武蔵野公園のほうはチラッと見ただけで広くて何もなさそう、と思って通り過ぎただけでした。天気がよくなくてちょっと残念でしたが、5年前もこんな感じでしたよね。ここは多摩川の河岸段丘の「国分寺崖線」の下にあたる「ハケ」とよばれるような場所です。詳しくは公園の案内版を撮ってきたのでごらんください。Rimg1149

崖の上の武蔵野台地に降った雨が、崖下に湧水として湧いて、それが集まって野川という川になっているのです。この野川の始まりは、国分寺駅の北側にある日立製作所中央研究所の敷地内にある池だそうで、春と秋の年2回だけ一般公開している場所です。昨年の秋の公開日に初めて行ってみたのですが、とても美しい場所でした。公園のようにきっちりと整備はされていないのですが、武蔵野の雑木林がそのまま残されている貴重な場所だと思います。せっかく写真を撮ってきたのにアップしませんでしたね。また何かの機会があったら

Rimg1146_2 野川公園というのは、この野川に沿った部分と、東八道路の反対側の広い運動場のような部分とがあります。その野川沿いの一番端の北側に、崖線に沿って「自然観察園」があります。金網で囲まれていて、歩くところも木道が付いていたりして、人が踏み込んで自然の雑木林が荒らされないようになっています。園内には湧水を集めたこんな池もありました。Rimg1162_2

そして、公園の一番端の「湧水広場」のところにあったこの木、前回来た時も見て、ちゃんと覚えています。これは桜の一種?何か果物の花のような。これも「超かわいい~」花は白だけれど、つぼみはピンク色なんですよ。木の下にいるとお花にうずもれているようで、もう~かわいくって幸せ。Rimg1176

道路を渡った側は、ただ広いばっかり。ひたすら歩いて公園の向こう側に出ると、そこには旧武州多摩郡上石原村の豪農、宮川家の屋敷があった跡があります。言わずと知れた新選組の局長近藤勇の生家跡です。5年前にも訪れたので、やっぱりここまで来たら近藤さんにご挨拶していかなきゃいけません。それからさらに300メートルぐらい歩いて、お墓のある龍源寺までお参りに行ってきました。

免許更新のついでのお散歩はここまでですが、やっぱり結構な距離ですね。もう足が痛いけれど、三鷹行きのバスを待つ間に、近くを流れる野川の橋のところまで行ってみたら、すごくきれいな八重桜の木を発見しました。これは何という品種なのかわかりませんが、ボール状に花がぎっしり集まっていて、それがたくさんついた枝はとても重そう。まるで豪華な花束みたい!でも、これは個人のお宅の木だったので、近づいて長々と写真を撮るわけにもいかず、またバスの時間もあったので「超かわいい~」を連発する暇もなく、早々に立ち去らなくてはなりませんでした。また3年後に見られますように。Rimg1194

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2011年4月25日 (月)

ことしの桜

  ことしもまた、定点観測のように同じ場所の桜の写真です。Rimg1032_2毎年ここにお花見に行って、もう何年目かしら?このブログの過去の記事にもずっと同じ場所からの写真を載せています。ことしは今までで一番遅い4月10日の写真。でも、まだ散り始めてもおらず、梢のほうはつぼみが残っているような感じだったでしょうか。Rimg1025

お天気がいまいちだったので、いつもの年に比べたらさえない写真なのですが、それでも、満開に咲き誇る桜はすばらしい。特にことしは大きな災害があったばかりで、世の中全体が沈みきっていたので、こうやって当たり前の春が巡ってきたことの感動とありがたさはひとしおでした。Rimg1012_2

  ことしはお友達を誘って一緒に行きました。その友人はバレエファンですが、お花も好きで、いつも一人であちこち花の写真を撮りに行っているような人なのです。毎年私がアップするこの場所の写真を見て、一度行ってみたいと言っていたので、ことしは念願かなって一緒に行くことになりました。Rimg0983

日曜日だったこともあってとても人が多く、この小さな川岸はブルーシートで足の踏み場もないほど。ことしはとても賑やかでした。お天気は あいにく曇りがちだったのですが、この日野橋のたもとの「根川緑道」は、目の肥えたお花好きの友人にも満足してもらえたようです。

何より、川がコンクリート護岸のない自然の川というところがいいですよね。水もひところに比べてきれいになったし。そののどかな川岸で、暖かな春の一日を皆さん思い思いに楽しんでいる様子でした。Rimg0943_2

こちらはこれより2~3日前の東京都内の千鳥が淵の写真です。以前から桜の季節に行ってみたいと思っていましたが、なかなか機会がありませんでした。ことしは、娘が春休み中に映画「わが心の歌舞伎座」を見たいというので、一緒に有楽町へ行った帰りに千鳥が淵に回ってみたのです。Rimg0939_2

もう夕方に近かったのですが、やはり根川緑道と同じで、水面に垂れ下がるように思う存分枝を伸ばした桜の風情は、もう息を呑む美しさでした。この日本武道館の向い側の石垣の上は、地震のときに崩れた?ところもあるのか、ところどころ三角コーンが立っていて、ちょうどよさそうな撮影ポイントが立入禁止になっていたのがちょっと残念でした。Rimg1046

そしてこちらは、毎年行っている多摩川沿い。ことしは提灯も夜桜もなく、ただただ静かに咲いていました。いつもの年より心なしか色が薄いような気がすると、通る人が口々に言っていました。

何かね、やはりとてもショックだったんですよ。自分自身、直接被害はなくても、今度の災害のことが‥‥。

だって、私ぐらいの年齢の人は、戦争を知らないのはもちろんですが、日本がイケイケの時代をずっと生きてきたのですから。高度経済成長の時代に育ち、長じてはバブル期を思いきり謳歌してきたわけです。今は多少落ちぶれてしまっても、やはり文化的にも、精神的な豊かさでも、日本が一番という自負が心の中にあったのだと思います。

それが‥‥今はようやく復興を掲げ「頑張ろう日本!」なんて言えるぐらいのムードになってはいますが、多分、この大打撃から立ち直るのは容易ではありません。今後日本にとっては経済的にとても厳しい時代が来るでしょう。国際的にも二流、三流以下の国になってしまうかもしれません。今までのように庶民(ごく普通の人)が頻繁に海外旅行をしたり、ブランド品を持ったりということは少なくなるだろうし、ますますの雇用情勢の悪化や増税などで、人々は本当につましい生活をしなくてはならないかもしれません。自分はもう存分に日本の繁栄を味わったと思うけれど、これから大人になる子供たちは、親たちが今まで普通にしていたようなことも、相当頑張らないとできないでしょう。それを思うとRimg1047 かわいそうです。

でも、冬が終れば春になる。春になればちゃんと桜が咲く。桜の美しさ、四季の美しさをめでる心を忘れなければ、贅沢をしなくても、心豊かに暮らせる時代が来ると信じたい。あとから考えれば、何でもカネ、カネ、のこれまでの時代のほうが異常だったんだと思えるような‥‥。

そんなことを感じ、祈るような気持ちにさせられたことしの桜でした。

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2011年3月24日 (木)

日野宿本陣のひなまつり

Rimg0801 3月6日の日曜日に、この日まで日野宿本陣でおひなさまを展示しているというので、お友達と一緒に見に行ってきました。門を入って正面の玄関式台の隣にあった梅の木に、メジロがきていました。梅の花の蜜を吸いに来たのか、かわいいです。Rimg0789

日野宿本陣は、甲州街道の日野宿に残っている本陣の建物です。本陣というのは、宿場町の中で大名や旗本など身分の高い人が宿泊するための場所で、甲州街道で本陣の建物が残っているのは3か所、都内では唯一残る「本陣」だそうです。Rimg0786

日野の名主は上佐藤と下佐藤の二軒があって、この本陣の建物は下佐藤さんのほうで、脇本陣だったようですね。嘉永2年(1849)の大火で焼失し、上棟は文久3年(1863)、完成は元治元年(1864)だそうで、10年以上かかったわけです。文久3年というと、土方歳三が浪士隊に加わって京にのぼった年です。だから、玄関の奥の間で昼寝をしていたというのは、多摩の「バラガキ」時代の歳さまじゃなくて、新選組副長として帰郷したときだったようです。Rimg0787

さて、お雛様ですが、こちらは飾ってあるだけで特に解説はなし。でも、土間を上がってすぐの間に飾られていた上のお雛様などは大きくて立派で、年代を感じるものでした。 

数年前からちょっとしたブームなのか、各地でこの時期に家に伝わる古いお雛様を展示していたり、手作りのかわいい吊るし雛をたくさん飾っていたりするようですね。私はこういう催しを見たのは初めてでしたが、季節感を味わえるいいイベントだと思いました。

昔のお雛様は古風な顔立ちが素敵です。立ち姿の三人官女の凛とした顔立ちは、何だか歌舞伎の俳優さんに似ているような。Rimg0788

それから私、お雛様のお道具が大好きだったんですよ。幼稚園でのひな祭りを覚えているのですが(子どものじゃなくて、自分のです)とても立派な段飾りのお雛様だけど、幼児が見るのは上のほうより下のほうなんですね。右大臣・左大臣、そしてとりどりの楽器を持った五人囃子、面白い顔をした雑色もいましたが、下の2段には金蒔絵のお道具がずらりと並んでいました。

茶道具や重箱、御膳、箪笥、駕籠や牛車まで‥‥高級なままごと道具のようで、さわりたくてしょうがなかったのです。何だかこういうのを見ていると幼稚園にあったお雛様のことなどが、懐かしく思い起こされました。Rimg0797

一番奥の間に飾られていたこちらのお雛様のところに、学芸員の方がいらしたので少しだけお話を伺いました。このセットは佐藤家のもので、明治時代に日本橋で購入したのだそうです。当時の日本橋の錦絵を見せてもらったのですが、ひな人形を売っている店が描かれていました。こんなところで買ったのではないかという参考までにということでしたが、日本橋で買って来たなんて、当時ではとてもハイカラというか、ステータスになるような感じだったのでしょうね。他のお雛さまに比べて小さめのお人形でした。Rimg0795

こちらもすっきりとした顔立ちのお雛様。床の間の仕切りには麻の葉模様の透かし彫りが施されていて、光が当たって、後ろの壁に模様が写っているのが見えます。博物館の展示室ではなくて、江戸時代の古民家の床の間に飾られたお雛様は、とてもいい雰囲気がありました。Rimg0793

その下は、五人囃子のお人形が童姿でかわいらしい。

ほかにも、とてもかわいい現代の創作雛や吊るし雛などもたくさん飾られていました。ここでお雛様を見るのは私の提案だったのだけれど、お友達は面白かったようで、また来年も来たいと言ってくれたのでよかったです。

それから私たちは、昨年も行った福生の神明社に行きました。青梅線の福生駅の近くの小さな神社なのですが、境内に梅の木がたくさんあるのです。去年は私一人で行きましたが、実はここが梅の隠れた名所だというのは、この友人に教えてもらったのです。

鳥居の前まで来ただけでもう梅の香りがしてきました。梅の香りって何だか甘酒の香りに似ていません?Rimg0811

昨年はもう半分ぐらい散っていて、石畳が紅梅の花びらでピンク色に染まっている感じでしたが、ことしは少し早かったようで、まだ5分咲きといったところでした。

社殿の脇にある大きな梅の木。梅の木でこんなに大きいのは珍しいのでは?この木はまた白い花とピンクの花が一緒に咲いているのです。2本の木が絡み合っているのか?不思議です。

Rimg0824 梅はつぼみもコロコロとした形でかわいいですね。

ここにもメジロがいました。梅まつりでわずかながら人出があったのですが、メジロを見て、来る人来る人みんな「あ、ウグイスだ!」と言うんですよ。確かにウグイスいろですけど、メジロなんだってば~!

のどかな早春の1日でした。Rimg0809

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