卒業
お久しぶりです。いや、本当に長いことほったらかしにしてしまいました。書きかけの記事が何本もあったのに、ログインすらしていませんでした。どうせ誰も見てやしないと思っていたら、先日久々に会った友達に「全然更新がないから心配してたわ」なんて言われてしまいました。わ~!見ていてくれる人もいたんだわ ありがとうございます。そして、ずっと音信不通で申しわけありませんでした。
実は、娘が受験真っ最中だったのです。それなのに、あれ?1月にバレエとか平気で見に行ってたよね?‥‥そうなんです受験生抱えながらも普通にどこでも出かけて観劇三昧の母でした。ひどいのはセンター試験の二日目に、娘を送り出してから関西遠征(西宮の「海賊」&松竹座)に行ってしまいました
あのときは、今これ(ルジ様)を見ておかないと一生後悔する!と思って、娘が受験だろうが何だろうがお構いなしでした。
しかし、そのあとです。センター試験では思ったような点が取れなかったようで‥‥遠征から帰って出願を決める段になってちょっと焦りました。だって、のんびりと旅行なんかしていたら、受かりそうな私立(A判定)はもう出願締め切りのあとだったのですから
‥‥遊んでてゴメンよっ
そして、センターリサーチの結果が出てから遅めの(つまりだいぶ強気の)出願となってしまいました。
しかしそこからの頑張りで、結果からいえば第一志望の大学に見事合格しました。友人の皆様にはいろいろご心配をおかけして申しわけありませんでした。また、娘のためにお守りを送ってくれたり、数々のお気づかい本当にありがとうございました。おかげさまですごい御利益がありました。高幡不動の土方歳三の絵馬も、息子の時と同様御利益がありました。今はお世話になったいろんな人、いろんなことにただただ感謝です。
だけど、国立の二次試験から合格発表までの10日間はすご~~く長かった。これで後期試験でもあればそれに向けてまた勉強していたから気が楽だったのでしょうが、後期も出願していたけれど面接のみ。だから、二次試験が終わったときから娘は毎日何もせずに家でゴロゴロ寝てばかり。それって、何と声をかけていいかわからず本当に困りました。私もさすがに気が気じゃなくて今度こそほとんど外出もせず。こんなに気をもむことって息子の時にもなかったような気がします。本当にいや~な10日間でした。
それで、合格発表があってからは親子して気が抜けて、いろんなところにお知らせしなくちゃならないのに何もせず。塾からはすぐに「どうでしたか」って電話がかかってきたけれど、学校へはなかなか報告に行かないから心配してたみたいですね。ほかに、今までお世話になっていたバレエの先生や、ずっとお休みしていた農村歌舞伎の保存会など、知らせるべきところに知らせてなくて。私のほうもお金を払いこんで入学手続きを済ませたらほっとして気が抜けてしまい‥‥卒業式と謝恩会が終わってからやっと重い腰を上げて、バレエと歌舞伎のお稽古場に報告に出かけて行きました。そこで、冒頭の「ブログ更新してないから心配してた」という言葉を聞いて、ああ~お友達ってありがたいなあと思った次第です。
以前、息子の時に、大学入試にどれだけお金がかかったかを書いたことがあります。まあ今回も同じ理系ですから大体同じようなものでしたが、違うのは、息子は私立の高校で授業料はそれなりにかかっていたけれど、塾では落ちこぼれた英語の1教科しか受けていないので塾代はそれほどでもなかったような。
娘は公立高校なので2年から授業料が無料になりました。タダほどうれしいものはないですね(笑)一方、塾は3年からフルで行かせました。塾代はまだ計算していませんが、計算したくないくらい(笑)夏期・冬期の講習や教材費を入れたら、4月からの10ヵ月ほどが私立高校の1年分よりもずっと高くなっていることは確実です
塾は必要だったのかというと、娘は、塾の勉強と学校の勉強があまりに違うので驚いたと言っていました。塾の勉強は本当に受験直結で、もし塾に行ってなかったら受験は無理だったかもと。学校の勉強だけで受験に臨む人もいたけれど、それってすごく優秀な人に違いないと思ったそうです。学校の先生方もそれなりに一生懸命やってくださってはいたけれど、秋まで3年生もしっかり行事に参加する公立高校では、授業時間も少ないし、やはり受験に向けての実践的なことは足りなかったようです。
一方、息子のほうは、中高一貫の進学校だったので、2年までで高校の学習を全部終え、3年になると学校全体が受験一辺倒になりました。もちろん、3年生は文化祭も体育祭も参加しません。夏休みには学校でもびっしり夏期講習をやるので、塾の夏期講習なんか出る暇がないと言っていました。塾では英語だけお願いしましたが、中学の時から落ちこぼれて箸にも棒にもかからなかったような英語がセンターレベルぐらいにはなったのですから、その点は塾に行かせてよかったと思います。でも、試しに夏期講習に数学と物理をとってみたら、もうとっくに学校でやっている内容で、全然行く必要はなかったとも。私立は私立なりにメリットがあったようです。
まあそんなことで、どっちにしても大学受験ってお金がかかりますよね。もちろん大学の学費も、国立でもやっぱり高いです。これから2年間はうちはダブルで大学生 あ~もっと働いて稼がなくては
バレエや歌舞伎のミーハーにうつつを抜かしている暇はありませんね。
二人とも子ども手当をもらえなかった世代だから、こんなこと言うとうらみがましく聞こえるかもしれませんが、子育てって小さい頃より大きくなってからのほうが断然お金がかかるのです。ほんと、子ども手当よりも、高等教育にお金がかかるというのを何とかしてほしい。高等教育というのは、将来税金を多く払ってくれる人材を育成するということじゃないですか。だから、少しでもそういう人たちを助けてふやすようにしたほうがよくはありませんか?子ども手当というのは全く朝三暮四のような気がします。お子さんがまだ小さい方は、子ども手当があるからって無駄遣いしちゃだめですよ。もらえなくなってからごっそりお金がかかるのですから。それはまったくだまし討ちみたいなものです(笑)
大学の学費も、奨学金があるからといいますが、奨学金といったって、本当に困っていたり特別優秀だったりして審査を通った人以外はまるっきり借金ですよね。借りたはいいけれど返せないという人が多いと聞きます。テレビでそんな特集をやっていたのを見たことがありますが、払わなけりゃ何十年たっても取り立てられますよ。だからなるべく借りないで親が何とかするしかないでしょう。
あと、20歳になればそれに追い打ちをかけるように、学生で稼ぎがなくたって国民年金の保険料を払わなければなりません。「学生納付特例制度」というのもありますが、あれは単なる猶予じゃなくて利息がかかるっていうじゃないですか。将来もらえるかどうかもわからないのに、ぼったくりですよね。年額ではかなりの金額になるので年金課の窓口に聞きに行ったら「親が貸しておくのが一番いいんじゃないですか」とサラっと言われてしまった。ふざけるな!
そんなわけで、相変わらずいろいろぶつぶつ言ったりしていますが、無事受験も済んでとうとう子どもが二人とも大学生になります。もう多分毎朝のお弁当もないでしょうし、PTA役員も、保護者会も、三者面談もありません。わ~い!子育て一段落だわ!って喜んでいたけれど、卒業式と謝恩会でちょっとホロリとしてしまいました。何か、PTA役員も、学校とのかかわりも大変だったけど、それなりに楽しかったのです。これで終わりかと思うとすごく淋しい気がしてしまいました。それでまた数日ぼ~っとしていた次第です。
私もこれで卒業なんですねえ。厳密にいえば大学の入学式に出て完了。あとはもう本当に親は顔を出しません。うれしいような淋しいような。だから、これからは新しいことを考えたいと思います。私にも新しい春がやってきます。
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